2009-08-19 Wed
生活の場、いつも見慣れたおなじみの風景、そこには日常があります。しかし、その日常の場所が、時として非日常である異界に変わってしまうことがあります。
まだ、役場の隣、桜川沿いに警察署があった明治の初め頃の話です。
早朝、ある少年が警察署の武道場で行われていた剣道の寒げいこに向かう途中、櫻川沿い裏通りにある「桜谷橋」という橋が二つに増えていた。
石を投げると右からは石が水中に落ちる音が、左からは石が木に当たる音がした。
左の橋を渡ると右は消えたという。
また、同じ裏町の「小金橋」という橋では、川底の石があります。
通行人が深夜これに笑われると必ず異変があると言われていた。
ある士族が石に笑われたので自分も石に笑い返して引き返すと、何事もなかったという。
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