2026-02-26 Thu
2027年NHK大河ドラマ「逆賊の幕臣」主人公は 幕臣・小栗忠順(おぐり ただまさ)の出演者発表会見が24日、東京・渋谷の同局で行われました。
主演・小栗忠順(ただまさ)役の松坂桃李さんと、忠順の父・小栗忠高役の北村有起哉さん(51)が登壇されたみたいですが、忠順の恩師・安積艮斎役の中村雅俊さん(75)も紹介されました。
安積艮斎は、安積国造神社の宮司家に生まれました。
境内には、艮斎の偉業を偲び、銅像や、艮斎撰文の碑、誕生地の碑などが立っています。
江戸時代、昌平坂学問所教授をつとめた大儒学者安積艮斎先生
艮斎は、江戸へ出て佐藤一斎、林述斎の門人となり、頭角をあらわして、江戸神田に私塾を開きました。
『艮斎文略』(ごんさいぶんりゃく)の出版によって有名になり、『遊豆紀勝』(ゆうとうきしょう)などの紀行文や漢詩も高い評価を受けました。
その学問は朱子学をもととしましたが、学派に拘泥することの無い自由な学風で知られました。
実学を尊び、西洋の情報収集にも意をそそぎました。
黒船来航の折は、アメリカの大統領の国書翻訳を担当、日本近代の幕開けに立ち会うこととなりました。
国史にも造詣が深く『史論』などの著作を残しています。
艮斎学の包容力の大きさから、私塾へ、様々な価値観を持った門人が集いました。
2280余名の門生は多士済々。艮斎の教えを受けた門人たちが日本の近代を形作ったと言っても過言ではありません。
百杯宴之碑 その2
三春城下大町、不動山北側の桜川沿いに「百杯宴」と刻まれた安積艮斎の碑文があります。
この百杯宴之碑は、江戸時代末期の安政四年七月に建てられたと記されています。
“三春の異色ある文人に“と風変わりな紹介がされていた川前紫渓という風流人がありました。
詩文を楽しみ、酒と竹を愛したという儒学者です。
四方の友人が訪ねて来る時には、書画や杯を土産に持参したといいます。
紫渓は、その杯を貯めてついに百個を数えるに至ります。
それが安政四年で、紫渓の42歳の時でした。
男の42歳は、厄年とされていましたのでその厄払いの意味もあったとも思われますが、百杯を記念して、“百盃桜”と号して、桜花の咲く4月5日、不動堂の前に雅宴を張り、故知友人を招いたとされます。
当日は、記録係や酒係をおき、100個の盃を並べ、客は車座になって、盃を一つずつ順次飲み干す仕組みでした。
一杯ずつでも、盃が百です。中には、大きな杯もあったでしょう。
10杯目で酔う者、30杯で歌い舞う者、60杯で揮毫する者、100杯でやっと酔い始める酒豪の者とさまざま、主客相忘れて談笑しあったと記録されています。
こうした雅な宴を、紫渓が艮斎に頼んで揮毫してもらったのがあの碑文です。
三春にある碑文の中で、一風変わった面白いもののひとつですね。
安積艮斎は、安積国造神社の神官の子として生まれた、江戸時代後期の儒学者です。
二本松藩儒官を経て、幕府昌平黌の儒官となりました。
門人には、小栗上野介、吉田松陰、高杉晋作など 2,282名。
ペリー(米)及び露プーチャン持参の国書を翻訳し、通商条約に貢献しました。
春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍
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