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三春物語275番「三春の野辺の送り」
 墓地または火葬場まで列を組み死者を送ることで、「野辺の送り」「野辺送り」「葬列」「渡御」とも言います。
大正・昭和期に告別式が発生するまでは葬送儀礼の中心となっていました。
 さまざまな様式がありますが、松明、提灯、六道を先頭にして、旗(銘旗)、龍頭、花籠、香炉、四華、膳、位牌、天蓋、柩などと続きます。
死者との関係によって役割が決定されます。
「善の綱」とは柩につなげた白い布のことで、これを手にするのは近親の女性や子供が多かったようです。位牌を手にするのは喪主と決まっていました。
また死者に供えた枕飯は喪主の妻が持つとされたところもあります。

    葬送役付き
1,法師案内・・僧侶の案内役 隣組の年長者
2,幡・燈籠・・隣組手伝いの者
3,包花・・・遠縁の者や特に役のない者が行う 玉椿や樫など葉の青い常緑樹が用いられ、根本を白い紙で包む
4,四花・・・・赤、緑、紫、黄の四色の包み紙で作った花を持つ
5,六合・・・・六角の漆で作った塗りの器に菓子や団子を載せて持つ
6,松明・・・・兄弟又は一番大きい孫が持つ
7,金剛杖・・・隣組の人がウツギの木枝に紙を巻いて作ったもの
8,茶水・・・・嫁婿又は内孫
9,造花・・・・蓮の花などの造花
10,前綱・・・白いサラシの綱を本家か分家の男が持つ
11,前机・・・墓所で線香を載せる
12,遺影・・・子供たちが持つ
13,霊善・・・兄弟や近親者が持つ
14,霊位・・・相続人が持つ
15,棺六尺・・棺の担ぎ手
16,天蓋・・・棺をかざす役で、重要な役割のため本家の当主などがこれにあたる
17,後綱・・・縁の綱ともいう。親類の女性があたる
 
 江戸時代までは葬儀は夜行われたことが、灯が先頭に立ったことでわかります。
村の辻で柩を回したり、帰路は往路と道を変える、埋葬に使用した鍬、草履を捨ててくるなど死霊が家に戻らないようにとのさまざまな呪法も行われました。
 現在では霊柩車の使用もあり、本格的な葬列を見ることは少なくなりました。寺院に入場する際に寺門から斎場まで、霊柩車に遺体を搭載する際に自宅または斎場から霊柩車の位置まで、墓地に納骨する際に寺院から墓地まで、と部分的に葬列を組む習慣を残しているところもあります。
また、葬列は組まないものの、葬列の役割を発表する習慣だけを残しているところもあります。
 現在では、火葬場に向かう霊柩車、マイクロバス、タクシー、自家用車の列を「葬列」と称しています。




初秋の真照寺境内

| ryuichi | 05:19 | comments (0) | trackback (x) | 三春ノ信仰1 |
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