2009-11-07 Sat
「魂呼ばい(たまよばい)」西方や御祭では、人が亡くなりそうな時に塩竃神社でお千度を踏みます。
これは、魂呼ばいと言われる行為で、民間信仰における死者の魂を呼びかえす呪術行為とされています。
死も仮死もともに肉体から霊魂の離れた状態であるとして、その遊離した霊魂を再び肉体に戻すという観念が働き、復活の可能性が信じられたところから来ていると考えられています。
現代日本では死体は火葬に付され、一般的で復活の観念は生じにくいものです。
それは後世になって火葬が完全に定着するまでには長い時間を要し、それまでは土葬が主流でした。特に古代では埋葬する前に殯(もがり)という一定期間を設け、復活への望みを託したとされ、具体的なものとしては、死者の出た家の屋根に登って、大声で死者の名を呼んだりする風習があったと伝えられています。
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