2009-12-10 Thu
八十内舘
三春城下の東、弓町から小鳥山へ向かう山道の途中ににある小さな集落です。
現在は、桜ヶ丘と一緒に開発され、閑静な住宅街となっています。
戦国期には、田村家の家臣村上掃部という武将の舘があり、小野、大越、芦沢を結ぶこの海道の見張り台として防御の要でした。
また、江戸期の秋田藩政では、三春藩筆頭家老荒木家の下屋敷ありました。
近年(大正期)に入り、弓町新地の遊廓二葉楼の白い洋館様式の別邸がありました。
この桜は、別名「女郎桜」とも言われています。
滝桜を見に行けない、弓町新地遊廓の女郎たちが、お客さんと見に来た桜と言われています。
また、秋には、芹ケ沢小鳥山に弓町新地遊廓の小鳥山出張所を設け、「鳥山」と称し遊女と紅葉狩りを楽しみ、この八十内洋館を茶屋として一休みしていたようです。
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