2009-12-23 Wed
田村三十三観音三十番札所
滝の大霊山龍光寺、馬頭観音堂
滝桜のある滝集落入り口に鎮座しています。
馬頭観世音菩薩とは六観音のひとつです。
インド神話に登場するヒンズー教の最高神のひとり,毘紐拏(びしゅぬ)が馬に化身して,悪魔に奪われたヴェーダ(インド最古の聖典)を取り戻したという説話が起源となったといいます。
一切の魔や煩悩をうち伏せる働きをするとされますが,これは馬が周囲の草をむさぼるように,人間の煩悩を食べ尽くして救済するということのようです。
日本では奈良時代以降に信仰されるようになったということです。
馬頭を頂いた観音様の姿を見て,馬とともに生活する人々の中に,馬の無病息災を祈る民間信仰が生まれました。
農家では農耕馬の,馬の産地では生まれ育つ仔馬たちの,そして馬稼ぎの人々にあっては馬と歩む道中の安全を祈ったり,また道半ばで力尽きた馬の冥福を祈ったり,そんな理由で馬頭観音は作られたのでしょう。
春の桜は見事です。
微笑みの石仏
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