2024-06-24 Mon
真照寺山内 「宝筐印塔」
宝筐印塔とは、三蔵法師が印度から持ち帰って訳した「一切如来心全身舎利宝筐印陀羅尼経」・「宝篋印陀羅尼」を写経したものを納めるための塔が原型とされています。
「宝篋印陀羅尼経」に説くもので、安置すれば、塔はすなわち七宝所成となり、その功徳は、極楽往生、百病萬悩が一時に消滅するといわれています。
この宝篋印塔を礼拝すれば重罪が消え現世に災いが無くなり、来世は仏のみもとに生まれる。
或いは、塔の姿を見る、その鐸の音を聞き、その影にあたることがあれば罪障消滅する。
或いは、悪人がいて、死後地獄に落ちて絶え間なく苦しみをうけても、子孫が亡者の名前を唱えてこの陀羅尼を7遍唱えれば極楽に生まれることができる。
經不云乎若有善
男善女爲夭上道
造搭安置神呪所
得功徳説不可盡
若人暫見是搭能
江戸時代の宝篋印塔で、基礎正面に胎蔵界大日如来の梵字を刻み、他の3面にも銘文があります。
寛文五年 真照寺 法印朝雄の奉納
「罪障消滅・寿命長養」「現世安穏、後生菩提」
ご先祖様の供養に加えて、子孫繁栄を祈って建立したものです。
宝篋印塔銘文
「経云 況有衆人 或見塔形 或聞鐸声
或聞其名 或当其影 罪障悉滅 所求如意 現世安穏 後生極楽」
「経にいわく いわんや衆人ありて あるいは塔形を見、あるいは鐸声を聞き、あるいはその名をして後に極楽に生ずと」
宝篋印陀羅尼(呪)の功徳
浄土への往生(極楽往生
仏家への生まれ変り(成仏)
死後の苦しみの救済
この世での現世利益やあらゆる願いをかなえる
経には「この陀羅尼を書写し読誦するか、この陀羅尼を納めた宝篋印塔を礼拝すれば、罪障を滅して三途の苦を免れ、寿命長延なるを得る」と説かれています。
經不云乎若有善
男善女爲夭上道
造搭安置神呪所
得功徳説不可盡
若人暫見是搭能
除一切災難當知
以此寶篋印陀羅
三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂菓匠蒼龍
| ryuichi | 03:28 | comments (x) | trackback (x) | 🌸三春藩主秋田家祈願所 真照寺 |
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