2010-02-17 Wed
三春城下南東の川平集落の地蔵様
日本には八百万(やおよろず)の神様や沢山の仏さまがいて、かつては諸々の神々や仏さまが人々の生活に根ざしていました。
自然とともに生きるとは、ある意味それらの神々や仏さまと一緒に暮らしていくという事に他なりません。
三春城下南東の川平集落の地蔵様
人口の過密する都市部では人々が豊かさや利便性を優先させてしまった為に、次第にこれらの神様や仏様を疎んじだしただけのことで、かつてはその存在を当たり前のようにして生活していたはずです。
本来は地域の神様を祀る為(いいかえれば交流する為)に行われていたお祭りも、最近ではその意味さえ忘れ去られ、単なるイベントとして扱われる事が多くなったように思います。
三春城下南東の川平集落の地蔵様
物質社会にまみれた今の世にあっては「神道の潔さ」、あるいは「仏教のもつ謙虚さ、慈悲深さ」など、現代人にはむしろ学ぶべき事の方が多いのではないでしょうか。
「物質的な豊かさと精神的な豊かさは、必ずしも正比例はしないよ。」
路傍のお地蔵さまが私達に、そう語っているような気がしてなりません。
不動明王様
春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍
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