2010-04-07 Wed

西方馬頭観音堂

西方の北面に安置されています。

祭礼は、旧三月十七日で、西方の各戸では、団子を持参して参拝後に参拝者に「団子撒き」をしていました。
馬頭観世音大菩薩を祀った二間四方堂内には、江戸期、馬画の名匠と云われた徳山研山の書かれた大絵馬をはじめ四十六面の親子絵馬が奉納されている。

この観音様は「乳付け観音」とも呼ばれ、馬産安全子孫繁栄にあらたかで、田村地方では小野の東堂山と並んで信仰され、その祭礼は大変賑わったと伝えられています。
御手洗の水に笹を浸して神前に供えておき、参拝者にこの笹と御札を配ります。
さらに、小さな板に馬の走る焼き印を押して配ります。
これは、馬が丈夫に育つようにと、たてがみに結んでいたと聞き及んでいます。

馬頭観音石碑をはじめ様々な石碑石仏が佇んでいます。


今は、地域の方々に護られて、訪れる人もなく閑かに時を刻んでいます。

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