2010-05-05 Wed

三春城下の北
後醍醐天皇の孫、守永親王一行が落ち延びたという南北朝の伝承が残る庄司西之内集落にある
子安地蔵堂と巨石の上に建立された子安地蔵や供養塔群です。

日本には八百万(やおよろず)の神様や沢山の仏さまがいて、かつては諸々の神々や仏さまが人々の生活に根ざしていました。
自然とともに生きるとは、ある意味それらの神々や仏さまと一緒に暮らしていくという事に他なりません。
私の好きな場所の一つで、この場にいると心が安らぎます。

物質社会にまみれた今の世にあっては「神道の潔さ」、あるいは「仏教のもつ謙虚さ、慈悲深さ」など、現代人にはむしろ学ぶべき事の方が多いのではないでしょうか。
「物質的な豊かさと精神的な豊かさは、必ずしも正比例はしないよ。」
路傍のお地蔵さまが私達に、そう語っているような気がしてなりません。

慈悲深い表情と、すらっとした姿が特徴のお地蔵さま。
名前の通り、安産と子育てのご利益を授けてくれるお地蔵さまで、ご利益を授かった際は赤いよだれ掛けを奉納する慣わしだそうです。

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| ryuichi | 04:46 | comments (x) | trackback (x) | 旧要田村::南成田・庄司 |
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