2010-05-15 Sat

根木屋立石の優婆夷(うば様)
三春城下の南西二里余にある旧守山松平藩領根木屋村の立石集落にある優婆夷(うば様)です。優婆夷さまも、八重桜が見頃を迎え優しく微笑んでいるようです。

案内板には、アイヌ語の産婆(ウパシクマ)お産の神(ウワイリカムイ)にあたる民間信仰。
子育ての神、子供養育の神とあります。

仏教で優婆夷とは、五戒を守ると約束した在家の女性です。
五戒とは、仏教信者となるための一番基本的な五つの約束。
不殺生・不偸盗・不邪婬・不妄語・不飲酒。

また、日本神話のイザナミは、万物の母であるが、死後は、死の世界の主宰神となられた。
ところで、オンバサマは立山信仰のもっとも古い姿を示すものではないかと思われるが、そのオンバサマは天地開闢の時、右手に五穀、左手に麻種を持って天から降臨し、一切衆生に衣食を与え、天地万物の母となった方だという。
しかも死後は、万民の死を司る神になったという。

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