CALENDAR
S M T W T F S
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31       
<<  2024 - 03  >>
CATEGORIES
ARCHIVES
PROFILE
    k1
OTHERS




三春物語560番「貝山白山比咩神社白山公園ブナの大木」


貝山白山比咩神社の白山公園にあるブナの大木です。
町の天然記念物に指定されています。


このブナの大木をよく見ると、名前や年号そして無数の穴があいています。
これは、この大木に幸不幸の「願掛け」をする際に、刻まれたものと聞いています。



貝山白山比咩神社祭神の、菊理媛神とは、白山の神は女の神様で、白山比咩神、またの名を菊理媛神(ククリヒメノカミ)といい、イザナギノミコト、イザナミノミコトと共に白山比咩神社に祀られています。


白山神が白山妙理大権現であり、その本地が十一面観音とされています。
そして本地垂迹説的の解釈では「菊理媛神は、十一面観音の垂迹身であり、白山比咩神はすなわち菊理媛神である」とされています。


養老3年(719)、白山修験道の泰澄大師が白山山頂で祀ったのは、高句麗媛(こうくりひめ)といわれます。


時代を経て、理知的な鎌倉仏教やの影響などを受けるようになると、白山において泰澄大師が祀った高句麗媛は、日本書紀における菊理媛神と同一であるとされた、とするものです。


郡山市の繁華街が一望できます。
日本人は古代から、「八百万の神」というように、あらゆる物の内に神がいる(宿る)と感じていました。特に、人の力の及ばない高い場所や、巨大なものに神様が降りてくるという考え方があって、高い山や巨木などはそれ自体が信仰の対象でした。
森は、森自体が、人が足を踏み入れてはいけない神聖な場所として守られています。
唱歌に出てきた「鎮守の神様」がいるのも、ですから、地域でいちばん高い山です。
日本の場合、「山」とはすなわち「森」ですから、鎮守の神様は身近な風景の中でいちばん高い山の、深い森の奥にいるものと考えられていたのです。
興味深いのは、その山にいる神様が、ときどき里に降りてくると考えられていたことです。
山から里に降りてくる神様を迎えるためには、里にも高い木のある場所が必要です。
そこで人々は、集落の中の小高い場所に木を植え、森を育てました。
これが「鎮守の森」です。
そこは、鎮守の神様が訪れる神聖な場所であり、この森が元気であれば神様は来てくれるが、森が滅ぶようなことがあれば神様が訪れなくなり、地域を守ってくれなくなる。
だから、みんなで協力して世話をし、大切に守り育てたのです。




大きな地図で見る

| ryuichi | 04:20 | comments (x) | trackback (x) | 🌸旧中郷村::貝山・春田・春沢 |