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三春物語565番「熊耳古舘十一面観音堂」


三春城下北境、旧熊耳村古舘にある十一面観音堂です。
要田は、中通り中部・阿武隈山地の西縁部八島川上流に位置し、熊耳(熊神)、笹山
(篠山)、荒和田(荒渡田)、南成田、北成田の5ヶ村から成る歴史的にも古い、由緒
のある地域です。

戦国期の田村四十八舘熊耳舘以前に、百済王朝の末裔と称する大内備前守居を構えていたと伝えられて、その舘のあった場所とされています。



十一面観音は、
頭に「怒り」「菩薩面」「大笑」「狗牙(くが)」など人間の善悪の相を象徴した十一の仏相を載せています。


これは、10の誓願
[諸病の苦を取る。如来の愛護を受ける。財宝を守る。敵の危害から守る。上司の庇護を受ける。毒蛇・寒熱の苦を免れる。刀杖の害を受けない。水に溺れない。火災に遭わない。天命を全うする]を表し、人間の持つ多面性をとらえながら慈悲心によって洗い清められていく教えを説いているとされています。



同時に「商売繁盛、家内安全、五穀豊穣の守護観音として効能あり」と衆生一切の願い事を叶えてくれる観音さまとして親しまれています。


また、阿弥陀如来の分身として、人の死後生まれ変わる6つの世界〔六道〕の1つ「阿修羅道」で人を助ける観音といわれています。       


| ryuichi | 04:08 | comments (x) | trackback (x) | 🌸旧要田村::北成田・熊耳 |