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三春物語578番「春山のお稲荷さん」


三春城下の東二里余、旧春山村は戦国大名田村氏の宿老本多信濃の守る、要害田村四十八舘の一つ春山舘がありました。
その屋敷付近にある春山稲荷神社です。
参道には、春山の地蔵様を祀る春山地蔵堂もあります。



稲荷神社に祀られているのは、ウカノミタマ(宇迦之御魂神、倉稲魂尊)と云う神で、穀物の神です。
大半が農業人口であった三春に於いて、この神が広く信仰されるに至ったのはごく自然の成り行きですが、次第に五穀豊穣ばかりでなく、様々の現世利益を聞き届けて下さるようになると解釈されてきました。




宇迦之御魂大神(うがのみたまのおおかみ)
保食神、豊受姫神、大宜都比売神(大気津比売神)、と同神で一般に稲荷大神と申しあげ、衣食住の守り神として五穀、魚類、鳥獣、蚕糸、草木に至るまで、すべて大神の「恩頼」(神の恵み)によるゆえからと仰がれ、生活全般の守護神として祀られています。



猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)
大土御祖神とも称し、天孫降臨の際に先導の任にあたられた神である。海陸の交通安全、土地の守護神。



大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)
天宇受売命、天銅女命とも申して天照大神が天岩屋に隠れられたとき、異様な姿で岩屋の前で舞れたところ、天照大神は何事ならんと思召されて岩戸を開かれて出られし際、御前に侍して大神の御心を慰められた神である。また、天孫降臨の際は猿田彦大神を説き、先導の役目を果たされた神で、神楽舞踊の始祖にして、総じて歌舞音曲、寿命の延長を守り、愛敬の神として、一家の和合、商売繁盛を守護し給う大神。即ち技芸上達、福徳円満の神として祀られています。


オブスナさま

春には氏神に五穀豊穣を祈り、秋の収穫を祝う。赤ん坊が産まれればお宮参りし、厄年を迎えたら厄除け祈願に詣でる。病気を得れば、氏神にお百度参りや千度参りして、病気の回復を願う。





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| ryuichi | 04:05 | comments (x) | trackback (x) | 🌸三春ノ信仰1 |