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三春物語579番「春山の地蔵堂」


三春城下の東二里余、旧春山村にある春山の地蔵様を祀る地蔵堂です。
春山鎮守の稲荷神社参道にあります。


のどかな田園風景に溶け込むようなほのぼのとしたロケーションです。
境内には、庚申供養塔や如意輪観音、産土様など「八百万の神々」が地域住民の手で、厚く祀られています。




生きとし生けるものすべてを救ってくれる地蔵菩薩が、仏教の世界観でいう六道(天、人、畜生、修羅、餓鬼、地獄)の各迷界へ六人に分身して赴き、救ってくれるといわれています。

のどかな、田んぼのあぜ道のほとりに、ひっそり佇む地蔵堂や、野仏、そして祠を訪ねて回ると、いつの間にか、異次元の世界に誘い込まれ、気づくと現世の雑念が吹っ飛び、リフレッシュしているという、とっても不思議な空間です。




カタカナでケイオウと刻印された珍しい巳待供養塔です。


温和なご尊顔の如意輪観音さん



子供と縁が深い地蔵は、賽の河原の本尊でもある。
山あいの渓流に多いのは、そこが黄泉の入口だと考えられたからである。
洞穴はまた、母の胎内だともいう。そこで死者は生まれ変わる。
かつては一つひとつの村や集落に賽の河原があった。
稚くして命を絶った子は逆縁の罪で地獄に堕ちる。
地獄で子供たちは、一つ積んでは父のため、二つ積んでは母のため・・・と石を積む。
そこへ鬼がやって来て、積み石を崩してしまう。子供たちは泣く泣く、また石を積みはじめる。
それをまた鬼が崩し去り、また積み・・・それを永遠に繰り返す。
そんな地獄の責苦から子供たちを救い導くのが地蔵菩薩である。
だから賽の河原には必ず地蔵尊が祀られている。



子安観音でしょうか、聖母マリア像にも見えます。


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| ryuichi | 04:26 | comments (x) | trackback (x) | 🌸田村庄六十六郷 |