2008-08-02 Sat
三春大神宮境内 「甲子神社」出雲大社から大国主命の分霊をいただき、甲子神社を建立したのが始まりではないかと考えられます。
甲子日は六十日に一度めぐってくる縁日で、「きのえねの日」とも呼ばれています。
大国の呼び名が、仏教における大黒天は大国に通じるところから大国主命(おおくにぬしのみこと)と解され、大国主命が鼠に救われた神話により、甲子日を縁日とするに至りました。甲子日は一年に六回あるので六甲子といい、中国の陰陽道(おんようどう)の信仰から、十一月と一月の甲子日が最も重んじられてきました。経王寺の大黒天祭も、年六回の甲子日に行われています。
きのえは木の兄(え)、ねは植物では子(ね)(実または種)、動物では鼠があてはめられて考えられます。
大黒天は、インドでは魔訶迦羅天(まかからてん)と呼ばれ、仏法を守護し飯食を豊富にするとされましたが、日本では食厨の神として伝来し、大国主命と習合して福神と考えられるようになり、深く民間信仰に浸透していきました。
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