2010-07-02 Fri
戦国大名三春城主田村氏
ここに三春田村氏とよぶのは、南北朝時代まで田村地方を支配していた田村庄司家に対して、戦国時代の田村地方に君臨し、永正年間(一五〇四~二一)以後、三春を本拠とした戦国大名三春田村氏をさしている。
「寛政重修諸家譜」によれば、三春田村氏の祖は坂上田村麻呂となっていますが、これが誤りとされています。
三春田村氏が平姓であったことは、永禄二年(一五五九)の守山(郡山市田村町)大元明王の般若経奥書に田村義顕が「平義顕」と記載され、その子隆顕が天文十(1541)年四月の起請文に「平隆顕」と署名し、隆顕の子清顕もまた次年正月四日の書状(伊達家文書)に「平清顕」と記していることから明らかである。
三春田村氏の出自については、「坂上姓田村氏」説と「平姓田村氏」説に分かれて主張されていますが、当の三春田村一族自身が、自らを坂上田村麻呂の後裔と固く信じて疑わないという状況もあり、真偽のほどはわからないというのが実情です。
| ryuichi | 04:51 | comments (x) | trackback (x) | 🌸戦国大名 三春田村氏 |
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