2010-08-01 Sun
三春城下の南二里、旧上石村は戦国期三春田村氏の要害田村四十八舘の一つ上石舘がありました。
現在、その舘跡には、上石不動堂と「上石の不動桜」があります。
江戸時代の末頃に、三春藩士がこのお堂を寺子屋として使用し、その名残が天井などの落書きに見受けられるそうです。
不動明王をまつる不動堂の境内にあるためこの名がついたとされ、滝桜の子孫と伝えられています。
滝桜の子孫と言われるだけあって、流石の風格。紅色の花を美しく咲かせていました。
不動明王は悪魔を降伏するために恐ろしい姿をされ、すべての障害を打ち砕き、おとなしく仏道に従わないものを無理矢理にでも導き救済するという役目を持っておられ真言宗の教主「大日如来」の使者です。
お姿は、目を怒らせ、右手に宝剣を持ち左手に縄を持つ大変恐ろしい姿をしておられますが
そのお心は人々を救済しようとする厳しくもやさしい慈悲に満ちております。
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