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三春物語625番「秋の社日 田の神様・山の神様」
社日は生まれた土地の神様(産土神)を祀る日です。
春と秋の2回行われ、春のものを春社〔しゅんしゃ/はるしゃ〕、秋のものを秋社〔しゅうしゃ/あきしゃ〕といいます。
春分(3月20日頃)と秋分(9月23日頃)のそれぞれに最も近い戊〔つちのえ/いぬ〕の日を指します。
「戊」という文字には「土」という意味があります。

田の神様・山の神様
産土神は元々はその地の守護神ですが、社日に見える産土神は守護神というよりその土地の生産力を司る神の意味が強いようです。
日本の農業神としては田の神・山の神信仰があります。
田の神様はまた同時に山の神様でもあって、春になると山から下りて田の神 となり、収穫が済んだ秋には再び山へ帰ってゆくと言う神様です。
農業が主要な産業であった日本ではこの田の神・山の神を信仰し、これを祀る多くの年中行事がありますが、中国から渡って来た社日は、元々が土地の神を祀る行事でしたから、土地の生産力を司る田の神信仰と上手く結びついて、春社は田の神を迎えて秋社は田の神を送る行事と考えられるようになりました。そしてそれはまた、農作業の始めや終わりの一つの目安ともされました。

社日を祝う習慣は元々中国にありました。
その土地の守護神であった「社」を祀り、作物の豊熟を祈ったことが始まりとされています。この風習が日本に入ると、土地の神様を信仰する習慣と融合して全国に広がり、一般的に豊穣を祈願する節日になったといわれています。
古来から自分の土地の神様をとても大切にしていた日本人には、受け入れやすい風習だったのではないでしょうか。

社日の禁忌
社日は元々土地の神様、また農耕を司る「土の神様」の日と考えられますから、この日に土をいじる、掘り起こすなどの行為を忌む風習があります。
土いじりは神様の歩行を妨げるとか、土掘りは神の頭を掘ることだとか考えられたようです。

最近は「彼岸行事」は盛大に行われますがこの社日は彼岸に呑み込まれてしまって影が薄くなっています。
ご近所の神社に、立ち寄って土地の守護神にお参してはいかがでしょうか。


| ryuichi | 04:32 | comments (x) | trackback (x) | 三春ノ信仰2 |