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「町の人から教わろう」 三春小学校3年生   三春昭進堂主人 髙橋龍一  於平成31年2月12日三春小学校



三春小学校より、三春小学校3年生の総合的な学習の時間での授業「町の人から教わろう」に、 講師の意頼があり、お話しをしてまいりました。



かつて、私たちが子供の頃、三春の先輩方から様々なことを教えていただき学んできました。

この恩返しになればいいなぁと考えながら、三春の和菓子、そして身近な歴史や伝説などを話をさせていただきました。

そして、自分に自信を持ってもらうには、自分を自分自身が大好きになってもらいたい。

“自分の家族”、そして自分が住む地域もです。

その為には、自分の足元である生まれ故郷三春を好きになってもらう必要があります。

これは生涯教育、そして今話題の100年生涯の分野にも言えますが、まず子供のころからの自己肯定型の学習が必要なんだろうと思います。








未来を担う、三春の後輩たちの”学び”に、少しでもお役に立てればいいなあと思います。

今後も三春城下で商人として様々な学習活動へ支援していきたいと考えています。


下記はそのレジメです。


資料として、当店発行の「塵壺」と平成版三春城下絵図「三春物見遊山」を児童数分持参し配布しました。








「町の達人に学ぶ」 三春小学校3年生   三春昭進堂主人 髙橋龍一  
於平成31年2月12日三春小学校

・三春城下の和菓子屋 

三春城下町にはお寺が多い。

有名なお坊さん

・戦国時代田村氏 ―・福聚寺物外和尚・雪村和尚

・江戸時代初期松下氏 -・天澤寺曹洞宗本山総持寺貫主輩出・

・江戸時代秋田氏 -・高乾院月船和尚・

・戦後・州伝寺 太地玄亀和尚 弟子主体で本堂再建 一億円

・弟子200人や檀信徒3000人参詣

・宿坊が多い荒町、精進料理豆腐・お茶・そして和菓子。

・昭和30年代・菓子屋・パン屋 21軒。豆腐屋18軒。お茶屋15軒。


・おたりまんじゅう

三春城下中町にある本陣本店の「本陣醤油」と北町にある中屋の「三春みそ」が練りこんである。- 三春の味 地元の味

原材料を国産にこだわる。

食の安全=兵庫の小麦、北海道の小豆、長崎五島列島のにがり塩

手作り・一日6000個 機械があるがー大手との差別化


商売とは

一寸法師はなぜ大きな鬼に勝てたか?

小さな針の先端にすべての力を注いだ

小さなお菓子屋が大手と勝負する 一つのことに特化する


三春での商い

・滝桜 毎年春には日本中(世界中)から脚光を浴びる 

・三春を宣伝すれば、三春の饅頭屋として知ってもらえる。 

・塵壺・物見遊山・ホームぺージ 最高の営業マン・最大の武器







三春の歴史

・戦国時代 田村氏=三春築城・磐城(がんばん)の城

・安土桃山 会津蒲生代官 商人

・江戸初期・松下氏=三春城下町整備

・江戸中期 秋田氏

三春城下 ― 郭堺黒門 ― 三春城内 

町割り木戸 ― 町割り区分 ― 夜間通行禁止 ― 夜間の集まり禁止

武家娘 ― 一人や娘だけのでの外出禁止 冠婚葬祭・お墓参り・祭礼・

農村 ― 庚申講・お伊勢講・熊野講・おかま講 夜間の行楽


三春小学校 御殿・政務所 能舞台

北町天神様・三春城内にあった とうりゃんせ♪~川越城  

太鼓堂(三春小学校北側山頂)-愛宕神社階段途中に移設

・愛宕神社本殿-三春小学校奉安殿(教育勅語・天皇のお言葉)

・鐘撞堂(田村大元神社麓) 三春城三ノ丸


田村大元神社にまつわる怖い話

・戦国末期・伊達派・相馬派・家中2分=田村家の存亡―世情不安

・大元帥明王社(現田村大元神社)- 

・不慮の死・田村清顕の亡霊 

・生首浮遊 藁人形 お百度参りの妊婦が殺された 伝説

・伊達藩に吸収―250家の11家 農兵分離以前の思想 土着


お城坂

・旧三春藩秋田家上席宿老(家老)山舘秋田氏の家老屋敷跡 

・猫塚 己丑(つちのとうし、きちゅう)2月6日 お城に向かって建てられていた。

・猫を弔っている 

・しだれ桜・土留め がけ崩れ予防


三春化け猫伝説

・天明の三春大火 三春城下の大半が焼けた

・家督争い 家老・荒木氏の役宅ががけ崩れ 一家即死
 
 徳川幕府幕閣から、町方まで巻き込こんだ三春藩の御家騒動で、三春藩主継嗣問題に端を発し、家老荒木玄蕃高村および四代藩主秋田頼季(玄蕃の子)の閉門となり、「三春猫騒動」にまつわる正徳事件・享保事件。


家老荒木内匠は、世継ぎとなりうる幼君を亡き者とし、我が子を藩主に据え藩の実権を握ろう企んでいました。

しかし、幼君の傳役滋野多兵衛にその野望を阻まれた、やがて滋野は荒木によって無実の罪をきせられ、大町紫雲寺の境内、白梅の木の下で切腹させられ、傍らにいた猫が怨霊と化し、間もなく野望を果たした荒木に祟るようになったと云います。

今も紫雲寺に、残る滋野多兵衛の墓には、猫の怨霊に苦しめられた荒木が、槍で突いたという傷がのこっています。

又境内の白梅は紅梅に変わり、猫の怨霊は、約七十年後の「天明の大火」の時再び登場します。

天明五年二月、八幡町より火の手が上がり荒町、高乾院・荒木家の墓を焼払い、北町を駆け下り、舞鶴城御三階を炎上させました。
その後も火の勢いは衰えず、大町から南町そして新町へと軒並み家屋を灰にしていきました。

時の藩主秋田千季(荒木玄蕃の孫)三春教北町口黒門(現三春分署)へ消火指揮に出向いたが火災が迫り、新町の真照寺へ避難するために向かう。
しかし、炎は殿様を追うかの様に勢いを増し南町、山中、新町へと向かった

真照寺住職が門前まで迎えに出たところ、殿様の後ろに猫の怨霊が見え、袈裟の袂で殿をかばい隠すようにして寺へ向かい入れました。

火勢は、今の昭進堂の場所で、三春全域を焼き尽くした火災は、鎮火したと伝えられています。

大火後も猫(滋野)の怨霊に夜毎魘された千季公は、真照寺へ、弘法・興教両大師像の中に紫雲寺で切腹した滋野多兵衛の位牌を入れて納め、怨霊を鎮めたといいます。

三春城本丸跡に石垣を備えた秋田家先祖の慰霊碑があります。
この石垣の部分は明治初年、三春藩解体時に浪岡家当主浪岡季令氏が中心となって建立したものです。










春陽郷三春城下 御菓子司三春昭進堂 菓匠蒼龍


| ryuichi | 05:31 | comments (x) | trackback (x) | 🌸菓匠蒼龍 心洗洞刹記::地域貢献 学校支援 |
三春藩主秋田家祈願所「日乗山真照寺」初寅祭典 2019




三春藩主秋田家祈願所「日乗山真照寺」初寅祭典

先(2月10日)、江戸期の三春五万石藩主秋田家の祈願所である「日乗山真照寺」では、初寅祭典が開催されました。

旧暦の初寅の日が2月10日となっています。

この日が、今年初めての“寅の日”と云うことで、この日を初寅祭典となり、“寅の日”は「毘沙門天(多門天)」の縁日とされています。








当三春昭進堂髙橋家は、先々代の祖父より門前の信徒として初寅祭の世話人を務めておりました。

先代である父、そして、私と三春昭進堂の当主としてその世話人の職責を引き継いだ次第で、初寅祭に出頭いたしました。


毘沙門天は四天王の一人で、北方を護る神様で東北の守り神とされ、商売繁盛・家内安全・長寿・勝運など様々な御利益がある神様です。









この日に真照寺の毘沙門天に参拝すると、毘沙門天の無量の大福を授かることができるとされており、毎年初寅講中の各地区世話人の方々を中心に多くの檀信徒の皆様が多く参詣されています。







初寅とは、12日ごとに来る「寅の日」のその年の最初に来る日を「初寅」といって、虎(寅)は「千里を行って千里を帰る」特別な力を持つとされ、吉日の中でも最も金運に
縁がある日として、「金運招来日」ともいわれていると伝えられています。








特に、今年最初の寅に日である“初寅”は毘沙門天とご縁が結びやすいと言われています。






真照寺山内の古四王堂内にあった毘沙門天尊は、身にまとった甲冑は守護神であることを意味し、左手の宝塔は仏教の教えを、右手には宝物を出す如意宝棒(にょいほうぼう)を持ちます。

この毘沙門天は、「福徳毘沙門天(ふくとくびしゃもんてん)」と云われ“福徳”を司る神様で、七難を避け七福を与える北方の守護神で闘神としても厚く信仰されています。


上杉謙信も、毘沙門天を信仰していました。

戦いの際に使っていた旗印は刀八毘沙門の「毘」一文字の旗は「戦の加護と勝利」を、そして、懸かり乱れ龍の「龍」一文字の旗は敵に総攻撃を仕掛ける時に本陣に立てられました。

尚、「龍」の文字は不動明王を表しているそうです。



この日は、古四王堂を模した本堂内の安置場所から、本堂中心の須弥壇に安置されます。








法要では、三春城下清水の天澤寺新保住職、そして、須賀川白山寺松木住職を副僧に迎えて、j商売繁盛、家内安全等々の諸願成就の護摩焚き御祈祷があり、梵天にて参列者をお祓いしてもらいます。

このとき梵天を授けていただき(手で引っこ抜く)、お守りとします。






そして、直会。








旧三春藩五万石秋田家主祈願所真照寺山内にある「古四王堂」の東日本大震災による被害からの復興再建工事が完了しました!




かつては「大日堂」そして、「古四王堂」として信仰を集めていました。 



堂内の須弥壇には、大日如来像と四天王・東の持国天,南の増長天,西の広目天,北の多聞天 (→毘沙門天 ) がありました。


大日如来像は、現在はありません。


他の四天王は本堂内に保管されています。







足場も、この30日には撤去され2月3日の初寅会に間に合いました。

そして、来月の引き渡しを待つばかりとなりました。








古四王堂


古四王堂は、鎌倉期から戦国末期にかけて「日ノ本将軍」「蝦夷探題」として青森から蝦夷にかけて覇を唱えた海将阿倍安東氏の直系三春藩主秋田氏が、三春国替えの際に祈願寺真照寺とともに建立したものです。

本拠地である青森十三湊時代は、出羽柵(後に秋田城)に近く、城の守りとして創建されたと見られる四天王寺と習合し、中世を通じて古四王大権現として崇敬されていました。









春陽郷三春城下御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍


| ryuichi | 05:20 | comments (x) | trackback (x) | 🌸三春藩主秋田家祈願所 真照寺::節分会・初寅会 |
第三回 三春込木寄席 (みはるくぐりきよせ) のチケットが出来上がりました。




第三回 三春込木寄席 (みはるくぐりきよせ) のチケットが出来上がりました。


“三っつ笑って 春が来る!”

日時:2019年3月2日(土) 開場 16:30 開演 17:00

場所:三春町込木集会所

木戸銭:1500円 


終演後、別途参加費1,000円で懇親会があります。(19時頃より)



時間の関係で、落語だけでもです!






昨年に続き、第三回 三春込木寄席を開催!

千の酒を飲む男の異名を持つ、真打・【春風亭傳枝(しゅんぷうていでんし)】師匠が、今年も三春に笑いを届けます。







手作り感満載の寄席です.

文化センターのホールとかでは味わえない距離感が売りです。


懇親会では、当地の銘酒・三春駒飲み放題。(軽食あり。持ち込み大歓迎!)









場所が場所だけに車でのご来場になり、飲酒は難しいかもしれませんし、駐車場も限りがありますので、
じゃんけん負けた方がドライバーとか、乗り合わせの上、ご来場くださいますようお願い申し上げます。


皆様のご来場をお待ちしております。



真打の落語家と楽しく語らいましょう!





場所 込木集会所

住所:三春町込木字宮ノ下330






連絡先:

武田泰夫 090-3643-5336

青木雄司 090-3682-8488

三春昭進堂 0247-62-2272




春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍


| ryuichi | 05:59 | comments (x) | trackback (x) | 🌸春陽郷三春 日暮硯 |
三春城下暖冬なり~ 三春昭進堂白梅開花!





一昨日、当三春昭進堂の真照寺参道沿いにある坪庭に植えられた「蒼龍梅」と名付けた白梅が一凛花を咲かせました。


旧セリ市場に面した南側に植えられています。


日当たりがよく、常に蒸気が出るダクトしたという好立地ですので、城下の他の梅よりはいくらか早い開花ですが、あまりにも早すぎます。








例年ですと春彼岸近辺の開花ですが、今年は暖冬の影響で例年よりひと月半、暖冬だった昨年に比べても一か月くらい早い開花となりました。


先の真照寺節分会での雪がなく小雨混じりの豆まきといい、異常気象となっているのでしょうか?






こうなると、真照寺の水芭蕉の開花、そして、滝桜の開花時期が気になります!







滝桜はただいま養生中!


古い枝の選定や害虫駆除の真っ最中です。







春にはきれいな花弁をつけることでしょう!



昨年は、最速の開花ということでしたが、今年は・・・・?



三春の和菓子屋とすれば一番気になるところです!



春陽郷三春城下 御菓子司三春昭進堂 菓匠蒼龍

| ryuichi | 05:20 | comments (x) | trackback (x) | 🌸春陽郷三春 日暮硯 |
紅蓮山観音寺だより 第71号 平成31年新年 1月吉日



紅蓮山観音寺だより 第71号 平成31年新年 1月吉日


島根県浜田市にある曹洞宗観音禅寺様より、「紅蓮山観音寺だより 第71号 平成31年新年 1月吉日」が届きました。



秋分の日と新年月号との合弁号となっています。



今回から、編集長が俵保恵様なった旨が記されていました。

この観音寺だより発行の任を担う観音寺教化会役員の方々には、その労に対しまして心より御礼申し上げます。
また、長い間に数多くの編集に携わった方々がいるかと存じます。

重ねて、心より御礼を申しあげます。







念頭にあたりて

佛教徒の願い
佛さまに まみえん 
山門を通り 手を洗い
口を漱(すす)ぎ 礼拝申さん 
合掌を捧げ 本尊前に畏(かしこま)り
南無釈迦牟尼佛
佛音(ぶつとん)を称敜(しょうねん)せん 
身心調ひ 大安楽なり あなかしこ

自未得度先度他の ご誓願ぞ
如来さま 此に出まします
御懐に抱かれし 吾(あ)そ
かたじけなくも有難し 涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)なり
佛恩報謝に催され 細やかなれど
ただひたすらに 御奉仕申さん
御堂 清掃浄め奉らん
御斎 供養作食(さじき)申さん
御信心の道 手とり合て歩み申さん
皆ともに 華蔵世界(けぞうせかい)お浄土を建立申さん
住持 穆清 







今日地球上に人間娑婆世界は、科学が発達し社会制度も調い、物資的生活も豊かに暮らせるようになりましたが、そこですべての人々が心安らかに平安な日々を送っているかと云えば、相変わらず何千年の間無明流転、混迷凡夫の日暮しであります。

その中でお釈迦さまの佛教のみが、唯一絶対の安楽浄土の生活で暮らせる道をお説きなされております。

どうぞ、その佛さまにめぐり遇い頂いて、ご安心の日々をお過ごし頂くようお願い申します。


観音寺方丈花吉道久老師のご挨拶より








昨年は、五月の連休明け、夏のお盆明け、そして、10月中頃の2回ほど浜田に帰省するご縁をいただきました。

三春から、山陰石見の浜田までは約1200キロ、日本海ルートを高速道路で10時間くらいかかります。

せめて京都ぐらいならもう少しの頻度で帰れるんですが・・・






観音寺門前に家内の実家があり、近年その老朽化も進み、その補修修繕のために帰省しています。
其のたびに観音寺様にて朝の参禅に参加させていただいています。





平常心是道と禅では教えています。

仏道といっても特別なことは何もありません。

日常生活の全てが仏の教えそのもので、日々の事柄ひとつひとつに真剣に向き合い、こなしていくことこそが、正しい、しかも唯一の生き方となると方丈様に教えていただきました。





息子とその友人、そして、三春城下の看板や根本看板店の専務と~





また一つ、心が洗われました。





春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍






| ryuichi | 05:00 | comments (x) | trackback (x) | 🌸島根石見國浜田 曹洞宗紅蓮山観音寺記::紅蓮山観音寺だより |
魁春旗争奪全国高校選抜 柔道錬成三春大会 平成31年2月9日(土)から11日(月)の3日間




魁春旗争奪全国高校選抜 柔道錬成三春大会


平成31年2月9日(土)から11日(月)の3日間


場所:福島県三春町民体育館

主催:魁春旗争奪全国高校選抜 柔道錬成三春大会実行委員会/内藤忠実行委員長

共催:三春町 三春町教育委員会 福島県南柔道会

主管:田村柔道会 三春柔道会 県南高体柔道専門部

後援:全国柔道連盟 東北柔道連盟 福島県教育委員会 等々





日本全国の高校柔道史上、常勝かつ優秀な実績の継続を誇る強豪・名門校を招待して、強化練成大会を開催し、福島県の高校柔道のレベルアップを目指すとともに、地域住民との交流を図り、町づくりの一翼を担う武道・スポーツ振興を推進するというテーマで開催されます。







県勢は、地元の田村高校、県選抜、県南選抜等の4チームが出場します。



内藤さんは、今後は柔道有段者であるプーチン大統領を要するロシア、そしてプロレス選手の経験もあるトランプ次期大統領のアメリカ、また中国などの選手団を招聘し国際大会としたいとの意気込みを話していただきました。






魁春旗とは、春に先駆け、春を呼び込む勝者に授与される誇り高い旗印である。

“春の先駆けを競い、力強い立派な人格が周囲にもたらす“
そんな偉丈夫を顕彰する優勝旗

柔道人たるもの、強いのみならず、須く(すべからく)春風の如き穏やかさと温かさを具えなくてはならぬ。

駿馬と桜の絵柄がその双方を象徴している。

鍛錬した体と心を存分に発揮し、春まだき三春の寒気の中で、魁の春を摘まんでいただきたい。



魁春旗命名 福聚禅寺住職 玄侑宗久

命名 玄侑宗久さん。

揮毫 濵名星姿 三春町出身

※画像のポスターは昨年のものです。
大会実行委員長の内藤忠さんの寄贈によるものです。


おたりまんじゅう本舗「三春昭進堂」は協賛しています。

大会の成功をご祈念申し上げます。




春陽郷三春城下 御菓子司三春昭進堂 菓匠蒼龍


| ryuichi | 05:25 | comments (x) | trackback (x) | 🌸春陽郷三春 日暮硯 |
三春藩主秋田家祈願所 真照寺節分会 2019




三春藩主秋田家祈願所 真照寺節分会 2019


新年を迎えたとおもったら、あっという間に立春を迎えようとしています。

一昨夜、三春城下の旧三春藩主祈願所日乗山東門院真照寺の節分会が盛大に開催されました。


三春昭進堂も、イワシの頭と柊、そして豆の木で拵えた魔除けを設え、真照寺節分会奉賛お接待「お汁粉振る舞い」の準備も完了し、節分の準備万端です。








平成最後の節分会とあって、山内には、多くの方々が福を拾いに詰めかけました。

今年は、暖冬と小雨です。

山岸住職も、小雨の節分は初めてだそうです。








古いお札や正月飾りを「御焚き上げ」する紅蓮の炎で、節分会山内の夜を、幻想的に厳粛な雰囲気に演出しています。




朝から、檀家や近所のお手伝いの方々や、ご祈祷を受ける方々や福授け豆まきの景品を奉納する方々、そして古いお札や正月飾りのお焚き上げの方々などが、行き交う参道。


早めの夕食を済ませた方々が、三々五々境内に参集してきます。

豆まき開始は午後八時ごろから、二回に分けて行います。








厄年の方、年男の方、各種祈願成就祈願の方などが、所願成就の祈願に、豆やみかん、お菓子など、さらに各種景品を献納しています。

これを、住職や年男の方々に、厄を託した豆(景品)を撒いてもらい、参詣者の方々にその厄を拾ってもらいます。



また、祈願者には「節分福銭」が授与され一年の金運を上げてもらえます。


尚この福銭は、来年返納してまた新しい福銭を頂いてパワーアプです!





皆さん、お焚き上げの炎で体を温め無病息災を祈願しながら、豆まきの時を待ちます。



また、この火にあたると風邪などひかなくなり、病魔が退散すると云われています。


裃姿の年男がお焚き上げの炎にあたり、邪気を払い豆まきの準備万端!










本堂内で、ご祈祷です。

所願成就の祈願を申し込んだ参詣者や豆をまく今年の年男の方々が、”護摩焚き”によるご祈祷を受けています。


今年は、大先輩である元三春町史編纂室長の田中金弥が72歳の年男、そして、息子さんが後厄、さらに、孫さんが12歳の年男ということで田中家三世代での“厄払い豆まき”で参加されました。







豆まきです。


福は内! 福は内!  福は内!  福は内! 福は内!



真照寺では、鬼は外とは言いません。

何故かって?

御本尊の不動明王さんは、改心すれば鬼をも助けるということです。

心の中にいる鬼も改心すれば・・・「罪を憎んで、人を憎まず!」です。








豆まきには、災いや病気といった不幸の要因は、外からやってくるという考え方が表れています。



仏教では、この鬼を人間を迷わす煩悩に見立てまして、読経や護摩供を行い除災招福(じょさいしょうふく)を祈願します。








そして、いよいよ豆まき景品交換。

ペアの温泉宿泊券やお酒、魚、醤油や油、民芸品、任天堂3dDS,ソニーPSP等のゲーム、そして特賞の石油ストーブ等々豪華賞品を目指します。

福を拾うかたがたも、お菓子や豆やみかんがいろんな角度から飛んできます。

これは正に乱戦です。

山内に、こっち!こっち!と手を挙げて福を求める方々の声が響き渡ります。


今年も沢山の方々が来場していただきました。



”笑顔” ”笑顔” ”笑顔” ”笑顔” ・・・・笑顔が山内にあふれます。



一般の交換が終わった後には、祈願申込者の方々限定の大交換会が始まります。

この場合も、お札受け本人もしくは代理の方がいないと無効となりますので、皆様そのまま待機しています。


住職が大鐘の中から名前の記載された紙を見ながら当選者の名前を呼ぶたびに、ため息とともに歓声が上がります。

くじ引きに当たった福男、福女の方々は、豪華景品をゲットしてご満悦です!







私も、大きな干支イノシシの張り子人形が当たりました!

その後は、不動明王さんに奉納されたお神酒の御下がりを頂き直会を行って撤収となります。



祈願成就のお札を申し込まれた方々には”福銭”が下されます。

この福銭を一年間財布やレジに入れておくとお金がたまるといわれています。

そして、一年後に本堂のさい銭箱にお礼の気持ちを込めてお返しください。













福拾いの帰りには、当店で振る舞っている御汁粉も、約200名のお客様が来店され、笑顔と共に戦果報告を楽しそうに話しながら食されていたそうです。

あれ、社長は?

私は、お寺で直会の真っ最中です!

立春前夜、節分の夜にお不動さんを囲んで般若湯を酌み交わしたものですから、心の中の鬼も退散してしまったようで、晴々とした新春を迎える事が出来ました。




春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍


| ryuichi | 05:46 | comments (x) | trackback (x) | 🌸三春藩主秋田家祈願所 真照寺::節分会・初寅会 |