2020-04-30 Thu
三春秋田氏と家中
正保二年(1645)、秋田俊季公が常陸宍戸(茨木県友部)より入封以来、慶応四年(1868)まで、秋田氏は11代に亘って三春地方を領し、文化・経済の面でも県内有数の近世都市に創り上げてきました。
秋田俊季公の父實季公は、出羽国秋田地方のに勢力を持った戦国大名でした。
慶長七年(1602)の関ケ原の合戦後、宍戸五万石に所替えとなり、大坂冬・夏の陣に父子共々出陣し、先陣を賜ったこともあり、その功もあってか息子俊季に五千石増加されて三春五万五千石への移封が許可されました。
慶安二年(1649)には、俊季の次男季久公に五千石(富澤村等7ケ村)をもって分知し、以後奥州三春藩として徳川幕府譜代格の大名として幕末まで続きます。
大名に譜代と外様があったように、家臣にも譜代と新参(三春に来てからの家臣)とがあり、譜代にも家臣に取り立てられた時期(場所)によって「秋田由来」「宍戸由来」などと呼ばれていたようです。
家臣団の中核は、秋田由来の中でも「秋田姓」を許された家にあたります。
藩の職制は当初から一貫していたものではなく数回にわたって加除変更がありました。
城代や大老の役職が固定化されたのは、正徳三年(1713)以降です。
城代の山館秋田氏、大老は荒木氏、細川氏の二家が世襲となります。
尚、浪岡秋田氏は別格です。
その他の重職も、役席上之衆と称された御譜代11家で構成されていました。
春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍
| ryuichi | 04:42 | comments (x) | trackback (x) | 三春藩主 安東秋田氏 |
2020-04-29 Wed
真照寺の参道階段に、桜の花びらが舞い降りピンク色の染挙げていきました。
小さな城下町三春が一年で一番華やぐ季節の終わりを告げています。
令和2年度 ”春陽郷三春花見だんご”の販売終了の御礼
新型コロナウイルス拡散防止非常事態宣言の中、今年も、予定数の花見だんごを販売できましたこと、心より御礼申し上げます。
本日をもって、三春花見だんごの店売りを終了させていただきます。
桜のシーズンも終わり、見た国の小さな城下町にいつもの静けさが戻ってきました。
安心したような、寂しいような・・・・
商売的には、これが一年続けば、蔵がいくつ建つものやら。
これで一息ですか?
いやいや何をおっしゃるうさぎさんです。
これから迎えるゴールデンウィークは、端午の節句です。
そうです、かしわ餅のシーズンの到来です。
かしわ餅 こしあん (おたりまんじゅうの餡をベースに拵えました) 茶色の葉
味噌かしわ餅 みそあん (手坊白あんに三春中屋味噌をブレンドしました) 緑の葉
化粧箱入り (兜熨斗付)
5個化粧箱入り(兜熨斗付) 800円 税別
7個化粧箱入(兜熨斗付) 1060円税別
9個化粧箱入(兜熨斗付) 1320円税別
11個化粧箱入(兜熨斗付) 1630円税別
13個 化粧箱入(兜熨斗付) 1890円税別
名入れ承ります。
こしあんと味噌餡の詰め合わせなどお気軽にお問い合わせください。
春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂
2020-04-28 Tue
本日、4月28日の火曜日は定休日となります。
またのご来店をお待ちしています。
画像は、真照寺方丈庭園の池に映る夕日です。
下記の日程にて、花見~端午の節句商戦の代休として休業とさせていただきます。
令和2年5月11日(月)・5月12日(火)・13日(水) 3連休
三春城下開花期間中、そして、ゴールデンウィーク期間中の定休日の代休となります。
お客様にはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願い致します。
真照寺も新緑のい時節を迎えています。
鶯や啄木鳥などの鳥たちに交じり、ウシガエルの声も時折聞こえてきます。
ここ数日、幼稚園自主登園ということもあり豪栄道君も出勤してくれています。
真照寺山内の遊具で、お友達と遊ぶのを楽しみにしているみたいです。
お寺に子供の楽しい声が響きます。
春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍
2020-04-27 Mon
滝本雄一郎写真展 さくら ― 故郷三春と富士の山 ―
2020年4月6日(月)~5月30日(土)
10:00~18:00 日曜・祝日 休み
フォトギャラリーいとう(三春町字大町50 いとうカメラ店内 TEL:0247-62-3223)
入場 無料
故郷の三春に、毎年滝桜の見頃に帰省し、魅力的な桜を撮影しています。
ほとんどが夜から朝にかけて、星、太陽と月を桜に合わせて撮影します。
今回は、ライフワークの富士山と合せて十数点を展示します
富士山のカレンダーもグループで手掛けています。
滝本さんは、三春城下御免町出身で、当店女将の同級生です。
三春城下の桜も桜花が終了し、新緑の季節の到来です。
春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍
| ryuichi | 04:58 | comments (x) | trackback (x) | 春陽郷三春 日暮硯::三春のイベント |
2020-04-26 Sun
毎年、真照寺山内にある「古四王堂」の軒下に・・・”アミガサダケ”が顔を出していました。
今年は、いつもより少し早いお目見えです。
しかも、山門横にそびえる大銀杏の足元にひっそりと顔をのぞかせていました。
毎日、朝夕と散歩がてらに真照寺に参っていますが、この時期になると山門下の階段に雑草が生えてきます。
コロナ騒ぎで幼稚園登園自粛をしている孫?の豪栄道君と真照寺で遊んでいましたら、「これ何ぁに?」と豪栄道君が見つけてくれました。
大銀杏の根元に見たことのあるグロテスク頭が顔をのぞかせていました~
「アミガサダケ見っけ!」ってなもんです。
よくよく見ると、あるはあるは~
今まで見たことのない数のアミガサダケが顔をのぞかせています。
群生というんでしょうか、これは驚きです。
そさらに豪栄道君が「こっちにもあるよ~」「あ、ここにも~」といった具合で、山門の下や、表の庭園にも・・・・
真照寺山内で、はじめに見つけたのが震災直後ですので、もう8年くらい前になりますでしょうか?
春に生えるキノコの仲間で、桜や銀杏の木の下に自生するみたいです。
以前、知り合いのシェフにも、この画像を見せながら、聞いたところ、間違いなくアミガサダケで、日本ではあまりなじみが無いキノコですが、ヨーロッパでは”モリーユ(モレル・Morel)”と呼ばれる人気のキノコだそうで、輸入の乾燥したアミガサダケが主流だそうですが、生だと100グラム1~2万円が相場だと聞きました。
では、真照寺に生えているアミガサダケを・・・・
それでは、さっそく摘んできて家でクリームソースにあえてパスタでも・・・・無理!です。
私は元来、野生の食材が苦手なもので、見た目で「無・無理!」です。
綺麗な花・・・・ではありませんが、そっと遠くから見つめているだけで充分です。
毎日、見守りに行きます。
尚、除草剤を散布してありますので残念ながら食するのは危険です!
悪しからず
春陽郷三春城下御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍
2020-04-25 Sat
ゴジラの独り言 福島編 笑ってくんちぇ!郡山弁だぞナイ?
因みにだゾイ、私が喋っている訳じゃねがんない~
あまりにも面白いので!
2020-04-25 Sat
三春昭進堂では柏餅の販売も始まり店頭に、武士の「旗指物(軍旗)」に由来するという節句幟(五月幟、武者絵のぼり)を飾りました。
現在の邪気・悪魔である、新型コロナウイルス撃退祈願です。
三春城下では、勇ましい武者絵を飾り、跡取りである男児への健やかな健康を祈念し、邪気を避け、悪魔を払うという昔からの信仰がありました。
病気や災いをもたらすとされる悪鬼を退治する意味で、馬から弓を射る儀式もおこなわれたようです。
旗指物は、神様へ跡取り(男児)誕生を知らせるとともに、地域住民へのお知らせという意味もあったようです。
本当は、鬼より強い魔除の効果があるとされる鍾馗(しょうき)が良いでしょうが、川中島の合戦での、上杉謙信と武田信玄の一騎討ち図にしました。
尚、鍾馗さまは違った形で準備中です。
春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍
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