2020-08-31 Mon
郡山の美術「今昔秘話展」~雪村を中心に~
企画展「今昔秘話展」
2020年8月29日(土曜日)~9月27日(日曜日)
開館時間 午前9時30分から午後5時まで
(入館は午後4時30分まで)
休館日 毎週月曜日
(9月21日(月曜日・祝)は開館、9月23日(水曜日)は休館)
観覧料 一般:300(240)円
高大学生・65歳以上:200(160)円
( )内は20名以上の団体料金
中学生以下、障がい者手帳をお持ちの方は無料
主催 郡山市立美術館
晩年を三春の地で過ごしたとされる雪村周継。奇想の画家とも称された室町時代後半を代表する画僧は、幅広く独創的な作風で後世の画家たちからも絶大な敬意を集めてきました。
三春、郡山の雪村作品や資料から、永きにわたるこの地と雪村の縁を辿ります。
今回は雪村周継、昭和初期に活躍した日本画家渡辺晨畝や郡山ゆかりの作家を紹介するとともに、当館の名品を守るための作品修復や所蔵品の秘密をご覧いただきます。
講演会
「雪村庵と福聚寺」
講師:玄侑宗久さん(福聚寺住職)
日時:9月22日(火・祝) 午後3時から
申込締切:9月6日(日曜日)必着
| ryuichi | 04:12 | comments (x) | trackback (x) | 🌸春陽郷三春 日暮硯 |
2020-08-30 Sun
三春藩秋田氏 御城下と役人
松下氏時代にはほぼ町の形ができていたと思われるが、武家屋敷、足軽屋敷、奉公人屋敷、町人屋敷などの本格的な町割は、秋田氏入封後と考えられます。
城の周辺(南町、山中、清水、北町)と町を囲む“谷”を 家中屋敷(会下谷や桜谷には武家屋敷の名残りをとどめる家かかつてありました)と組屋敷にあて、町入口近辺にも組屋敷(新町末番組・四軒町・弓町等)を配置していました。
松下氏時代に南町にいた町人たちを新町に移住させ、新南町 と称したのもこのころでです。
かれらには米や雑穀の取引をする特権を、町外に過ずる道々の境や、山中新町境、切通しより上下の境など、家中屋敷と町屋敷の境にも、木戸門や黒門を設けて城下を取り締まると同時に、身分的に色分けもしていました。
正保五 (1648) 年 には、江戸街道口、馬場、新町、小旗町、小浜海道の6力所に紫雲住職に許可を出して地蔵を安置し、旧領常陸宍戸から秋田家菩提寺である龍穗院、高 院をはじめ、祈願所である秋田家鎮守古四王大権現別当真照寺や三光院を移し、寺領を与え町口の左右の丘に配して、町全体の配置を軍事的にもつくりあげました。
春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍
| ryuichi | 04:14 | comments (x) | trackback (x) | 🌸春陽郷三春藩始末記 秋田氏五万石雑記 |
2020-08-29 Sat
令和2年 三春昭進堂 夏季休業のお知らせ
今年は、8月31日(月)~9月2日(水)までの3日間となります。
例年ですと、石見浜田に帰省して、浜田紅蓮山観音寺様にて参禅~~ということになりますが、この新型コロナの影響を踏まえまして、島根帰省・参禅の延期と相成りました。
お客様には何かとご不便をおかけいたしますが、なにとぞご理解の程、どうぞよろしくお願いいたします。
春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍
| ryuichi | 04:28 | comments (x) | trackback (x) | 🌸春陽郷三春 日暮硯 |
2020-08-28 Fri
福島県民割引 宿泊施設直接予約 エールキャンペーン
先日新聞等で報道された通り、福島県民割が10/31(土)の宿泊分まで延長されることが決定しました!
県内の宿泊施設1名当たり 7,000円(税抜)以上の宿泊に対し、5,000円を補助。
福島県民のお客様がご宿泊されました県民割が、またまたお得にご利用いただけます。
今回のご予約方法は3通り。
料金や人数などちょっと面倒な条件がありますので、各旅館に直接ご予約いただくのが一番オススメですが、予約サイトや旅行会社でもOKです!
| ryuichi | 04:41 | comments (x) | trackback (x) | 🌸春陽郷三春 日暮硯 |
2020-08-27 Thu
「ナニコレ珍百景・宇賀神様の不思議な看板」の直会
先の放送された「ナニコレ珍百景・宇賀神様の不思議な看板」の直会を高屋敷稲神社鈴木宮司の計らいで社務所をお借りして行いました。
宇賀神様の話、テレビ出演の話、龍の話等で盛り上がりました。
ご縁があり、良い機会ですので、御初穂とお菓子を奉納しながら社殿にて「二礼二拍手一礼」の作法により“ご縁に感謝”“商売繁盛”を祈願して参拝させていただきました。
また、昭和16年10月に撮影された高屋敷稲荷神社秋季祭礼の全景写真の解説をいただきながら稲荷神社の歴史を拝聴することが出きました。
祭礼の日の撮影です。
社殿はもちろん、最盛期には4000本と伝わる“朱ノ鳥居”、数件の茶店、稲刈り途中の田んぼ、稲荷山の全景、改装前の参道等、そして、芝居小屋が掛けられ役者や大勢の観客が写っています。
拝殿の土手一面に着座する人、芝居小屋の周りを囲む・・・・その人の多さがお分かりいただけるでしょうか?
戦前までは、日本全国はもとより、三春の地より、遠く海外へ移民した人々の成功御礼の建立があり、ハワイ・ブラジル・満州などからの所願成就祈願・御礼の鳥居建立があったとされていたことがうなずける写真です。
この参拝者の人数には驚きです!
「舞木のお稲荷様」、古くは「舞木の“いなっしゃま”」と称され親しまれてきた「高屋敷稲荷神社」
江戸時代飢饉の際に、御仁徳の厚かった時の天皇(東山天皇か中御門天皇、もしくは前年の元禄期よりの領主、守山藩主か?)から3年間年貢を免除してもらったことに感謝した農民達が、庄屋・鈴木権兵衛を中心に、五穀の神として名高い伏見稲荷大社の御分霊を頂いて祀ったのが、高屋敷稲荷神社の始まりとされています。
以来、享保・明和・天保の大飢饉を経て信者が増えました。
後に、嘉永年間(1848〜1854)に、白岩庄屋の青山久助により、高屋敷稲荷神社の社殿(昭和9年以前の社殿)が建て替えられています。
また、別のアルバムには上記の写真の拡大分割写真に交じって、社殿回収の折に保存していいた出征・帰還軍人の無事帰還の祈願・御礼の御札が数枚保管されておりました。
よく見ると帰還軍人 ~ 三春町山中の住所に見知った方のお名前があります。
この方は無事帰還され、生涯三春町のために尽くされ長寿の天寿を全うされた方です。
翌朝、その画像を近所に住む娘さんにお届けして、事の次第を伝えてまいりました。
ここでもまた不思議なご縁がございました。
これも、宇賀神様、そして、高屋敷稲荷神社の御稲荷様の「御利益、福徳のご縁」の賜物と考えております。
今回の御縁の始まりはS様からの「あの祠が気になる~ 掃除していいもんでしょうか?」の一言から始まったものと考えています。
この素敵なご縁を運んでいただいたことに対し、心より感謝申し上げます。
また、高屋敷稲荷神社の鈴木宮司さまには、諸般亘りにお骨折りをいただき重ねて御礼と感謝を申し上げます。
三春名物「おたりまんじゅう」本舗 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍
| ryuichi | 04:25 | comments (x) | trackback (x) | 🌸「商売繁盛祈願」 舞木の稲荷さま~ 高屋敷稲荷神社 |
2020-08-26 Wed
先に、所用があり隣県宮城の白石に出張がありました。
国道4号でも約2時間の距離ですのでもちろん日帰りの距離ですが、連日猛暑日が続き最高気温が更新していた時期でしたので、例の「go to トラベルキャンペーン」を使って、宮城蔵王山麓の山合いにある「奥羽の薬湯」と名高い鎌先温泉の最上屋さんに宿泊してきました。
新型コロナウイルス対策はバッチリです!
春先にも泊ったことがあり、今なお昔ながらの佇まいを残す木造りの純和風旅館で、その温泉の泉質はもちろん、部屋へお膳(三ノ膳)で運ばれてくる料理もお気にいっています。
この温泉街は、白石の農夫が鎌の先で木の根の辺りをかき分けたところ、白い煙と共に温泉が湧きだしたことから、「鎌先温泉」と言われるようになりました。
日程が合わず、以前懇意にさせていただいた、温泉街の中心にあるカフェ「粋 sui 」さんは定休日で、代表の田切様にはお会いできませんでしたが、ゆったりと温泉につかりお盆の疲れをいやすことができました。
こんな時期にという批判もある「go to キャンペーン」ですが、ここ鎌先温泉は、以前より大型の観光バスが大勢の観光客を運んでくるような温泉街ではありません。
「湯治棟」がのこる宿もあり、ご家族や友人など小グループの方々が、温泉の楽しみ、料理を楽しむというより日常に近い非日常を満喫できる暖かい温泉街です。
安心して湯浴みのできる温泉です。
温泉は、とにかく温まる泉質です。
”万病に効く薬湯”と昔から言われているそうですが、基礎体温が上がり、免疫力アップの効果があるんだろうと思います。
さあ、早朝三春へ帰還して仕事に勤しみます!
三春名物「おたりまんじゅう」本舗 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍
| ryuichi | 03:16 | comments (x) | trackback (x) | 🌸物見遊山諸国見聞録::男の隠れ家 |
2020-08-25 Tue
地蔵盆「身代わり地蔵尊祭礼」
本年度は、新型コロナウイルスの影響で規模を縮小して、役員の実の法要で執り行います。
三春城下清水にある萬年山天澤寺山内にある、の残る「身代り地蔵尊」堂です。
地蔵尊祭典では、大数珠繰りが行われます。
参集した方々が大数珠を手繰ります。
大きな房が自分の前に来るまでの間は、お地蔵様の御真言「オン・カカカビ・サンマエイ・ソワカ」を一心にお唱え致します。
古来より地蔵盆の大数珠を体に当てると、邪気を払い除け、身を清めてくれると言い伝えられています。
「身代わり地蔵尊」天澤寺山内 信ずる者に助けあり
天沢寺(三春町字清水)に「山椒大夫物語」で知られる安寿と厨子王にまつわる身代わり地蔵尊が安置されている。(岩城実記によれば万寿姫と医王丸、以下これによる)
身代わり地蔵の話は、仏教の教えを説く説経が原型といわれ、安寿姫と厨子王の悲しい物語は、中世以来たびたび小説や演劇の題材とされ、人々に親しまれてきた。
謀略により筑紫に流された父、陸奥太守を訪ねる旅の途上だった安寿姫、厨子王とその母は、人買いの山岡太夫により母は佐渡に、姉弟は由良の山椒太夫に売られる。
由良で二人は山椒太夫に使われ、安寿姫は浜に潮くみに、厨子王は山にしば刈りに出る日々が続く。
そんな中、二人は逃亡を図り失敗、罰として焼き印を押されたはずが、厨子王が持っていた地蔵が身代わりになる。
天澤寺山内にある身代わり地蔵堂にはに木造地蔵菩薩座像は、安寿と厨子王姉弟の代わりに焼き印を受けた地蔵と伝えられ「身代わり地蔵」とも呼ばれている。
これにあやかり、古より三春城下では「身代わり信仰」として、災厄やお産など、ことあるごとに身代わり地蔵に参拝する習わしがあったとされています。
晩年は本国奥州に帰り、死後岩手山大明神として崇められている。
また、万寿姫の霊魂は岩城山大権現の神号をもって陸奥岩木山(津軽富士)に祀られている。
天沢寺身代り地蔵菩薩はこの医王丸の守本尊で、岩城を経て三春伝えられたといわれる。
また、戦前には出征兵士の武運長久を願う家族の参拝が絶えなかったといいます。
今でも参拝する方々やご家族のその身に降りかかる病気や怪我などの災難を身代わりとなって負っていただけるという有り難いお地蔵さまです。
春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂
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