2022-11-30 Wed
鷹巣北ノ内 田村家略系 田村泰寿書掛け軸 昭和28年記
太祖、征夷大将軍従三位大納言坂上田村麻呂より三十一代の末、田村右衛エ門隆信(船引舘主)の嫡子善内俊顕。
天正十六年六月、伊達政宗に随い常陸の佐竹義重、白川義親等と安積郡久保田に於いて合戦するも敗北となり単騎田村郡に帰還し鷹巣邑舘(たかのすむらたて)に居す。
其の後、文禄四年に至り本山修験(聖護院か?)となり般若院顕光と号す。慶長二年、卒す。
是より五代般若院清山周光般若院跡継、田中山讃州金毘羅大権現は軍中心願の依り慶長二年、当所謹請にして金毘羅様、金神様、不動様の三体ありと言い伝えがあり。
その後文政十一年金毘羅堂を再建せりという。
明治元年、王政維新の際、発布された神仏習合不相成御趣意(神仏離反・廃仏毀釈)に付き右(前記)三体を疎開して御堂を壊したという。
現在は一体で、之は昭和六年亀元翁北ノ内橋本喜平宅より戻せしなり 石段と石造の手洗い鉢一個を現存す。
字梅乃木作山頂の般若檀に無名の石碑あり、之は般若院般若坊を葬したという。
尚、前記五代般若院清山という法印故ありて上大越の修験喜明院に入夫に行き院家中絶す。
清山法印に弟あり善衛エ門という瀬山の橋本仁衛門方にいる聟(婿)となり、仁平と改名す。享保十一年十二月卒す。
此の人我が生家の断絶を嘆き男子を引き連れて来り、安達郡和田の岩角寺に遣り学問をなさしめ修験となし威徳院存光と称する。之によって院家再興せり。
之により姓を橋本という。
明和四年、方光(よしみつ)梅右衛門十八才となり北ノ内に分家せり。文政二年七月上京、前正別当権大僧都三僧祇法印賢光 天保十年七月。
嘉永五年十一月再度上京、若王子殿御直院となる。
明治二年御一新につき神主職琴平神社神主となり復姓し田村大和と号した後に清見と改む。明治五年二月、磐前縣より五番中学区鷹巣小学校校長を申し付けられる。
明治三年二月上京、品川神社神官小泉勝麿の門に入り神拝式奉幣式の伝授を受けて帰国。同年十二月家督相続神職を継ぐ。
同四年八月太政大臣の公布に依り全国一般神官神職の世襲を解かれ帰農の上民籍編入。
神職田村真紀、明治二十一年教導小講義に補され、明治四十一年社掌となる。
嫡子亀元翁、明治二十年より小学校教師、同三十一年より三春葉煙草専売局員、同三十四年、郡山地方裁判所職員、同三十六年縣蚕病予防史員を歴任す。
本宅の造築は何年頃か詳かならざれども凡そ三百年以前(令和余年記す)のものと推考する。
土蔵は明治十年頃、勇翁の新築也と伝之聞く、その後湿地の為大破に及び、昭和二十八年一月泰寿地上八尺通り石を以て改造せり。
以上は田村家の秘蔵並びに言い伝えを拝承に記して先祖代々の霊祭執行及び建立の記念とす。
三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂菓匠蒼龍
2022-11-29 Tue
本日火曜日は定休日となっています。
またのご来店をお待ちしています。
「ぎゅぎゅっと。みはる」送料無料キャンペーンにつきまして、12月も継続となります。
引き続き、宜しくお願いいたします。
三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂菓匠蒼龍
2022-11-27 Sun
平山省斎(せいさい)は、本名・平山謙二郎、省斎は号。三春藩士黒岡氏の出身。
江戸に遊学。
嘉永三年、幕臣 小普請組平山源太郎の養子となる。
安政元年(1854)堀織部正に従って蝦夷地を巡察し、安間純之進とともにアメリカ軍艦の応接に当り無事に退去させます。
後に江戸幕府最後の将軍徳川慶喜の側近として外国奉行などをつとめる。
文久2年(1862)箱館奉行支配組頭勤方、同3年組頭となり、慶応2年(1866)外国奉行に任じ、同3年若年寄に昇進しますが、幕末動乱の中で徳川政権の終焉を見届けます。
明治維新にて徳川慶喜静岡移住に伴い平山も慶喜に随行して静岡に移る。
維新後、静岡にて本庄(松平)宗秀より永世と神道の奥義を学ぶ。東京の日枝神社や大宮の氷川神社の神職となり、神道大成教を創始しています。
| ryuichi | 03:54 | comments (x) | trackback (x) | 春陽郷三春藩始末記秋田氏五万石雑記 |
2022-11-26 Sat
三春昭進堂 冬の定番「チョコレート饅頭」がdeluxeビター・チョコレートをまとって販売開始いたしました。
1年ぶりの製造販売開始となります。
今回はビターのチョコレートをチョイスしての復活再販となりました。
冬季期間だけの限定販売となります。

春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍
| ryuichi | 06:46 | comments (x) | trackback (x) | 春陽郷三春 日暮硯::季節のお菓子 |
2022-11-25 Fri
所用があり、蘆ノ牧温泉でした。
丸峯観光ホテルです。
丁度この日は、皆既月食+の室町以来の天体ショー!
紅葉狩りして、温泉に入って、そして、美味しものをいただいて、さらには・・歴史的天体ショー!
晩秋の会津を満喫してきました。
往路は時間がありましたので湖南経から下郷経由で芦ノ牧温泉と紅葉狩りを楽しもうとちょっと遠回り。
福良迄は猪苗代湖畔沿いの道を懐かしさと共にドライブしましたが、道の細さに驚きました。
自分の感覚ではバイクの感覚が残っておりもっと広かったようなイメージが。。。
湖南から天栄村経由となりますが、途中に鎮座する「福良・隠津嶋神社」に参拝することができました。
平安時代に筑紫国宇佐郡の宗像大社より勧請し、隠津島神社と号したのが始まりだという。
会津藩主ゆかりの由緒ある宮様です。
そして、境内に鎮座する白蛇神を祀る別宮「風穴宮」様に商売繁盛祈願と御礼です。
こちらは湖南町のお客様から以前より案内をいただいていたお宮様で、やっと詣ことが出来ました。
「風穴宮」の由緒は、往古筑紫国より勧請した際にその道案内をした附人が、その役目を終えて裏山に入り、この風穴(宮の下)のところで蛇の姿となり身を隠したという伝説が伝わっており、以来「蛇神様」として信仰されといるとのことです。
三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂菓匠蒼龍
2022-11-24 Thu
令和4年秋の新商品
柿大福 「仄々(ほのぼの)」
生の甘柿を”秘伝のあんこ”で包んでみました。
数十回試作した餡子です。
生の甘柿の味を最大限引き出すように小豆とささぎ豆を調合しました!
甘柿も次郎柿を主体に時期や産地、種類が変わっていきます。
産地も和歌山、沼津から愛知、そして岐阜と採れる時期で変化しています。
これはこれで味の変化を楽しめます
名前も晩秋の柿を表現した「柿大福 ”仄々 ほのぼの”」と命名いたしました。
晩秋、雪景の中に紅い熟柿が成っていると、寒々しい心の中にも明かりがともったように仄々(ほのぼの)します。そんな情景をイメージしてみました。
・・・・・”仄々 ほのぼの”
「柿が紅くなれば、医者が蒼くなる」と古より言われています。
これは柿さえ食べておけば健康になれるというものではありません。
意は、四季のある日本に於いて、秋は”柿の旬”となり、大変過ごしやすい気候でので、病になる人が少ないということだと考えられます。
その反面、晩秋の頃になりますと、肌寒さとともに心も寒々しく感じられます。
そんな中で、ふと目にする木にたわわに成る紅く染まった熟した柿を見るにつけ「仄々(ほのぼの)」とした気分になります。
その仄々とした気持ちでこれからの晩秋・冬を迎えたいものです。
どうぞご贔屓しただけ益す様お願い申しあげます。
三春城下真照寺参道
おたりまんじゅう 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍
| ryuichi | 03:09 | comments (x) | trackback (x) | 春陽郷三春 日暮硯::季節のお菓子 |
2022-11-23 Wed
稲川怪談 30年連続公演
MYSTERY NIGHT TOUR 2022 稲川淳二の怪談ナイト in 仙台
稲川怪談も今年24歳になる息子が中1からですので今回で12年目
稲川さんの語る怪談とは、幽霊、お化け、妖怪に関する言い伝え、伝説。怪談とは、怖さや怪しさを感じさせるお話。
しかし怪談はただ単に恐怖を与えるものではありません。
怪談への愛と共に、怪談を生んだ日本人の感性に対する尊敬の気持ち、そして思いやり、心があるお話なのです。
孫緒のお土産も買ったし!
永ちゃんと稲川さん、2日間連続で仙台往復でした。
三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂菓匠蒼龍
| ryuichi | 03:04 | comments (x) | trackback (x) | 物見遊山諸国見聞録::エンターテイメント |
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