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東北地方太平洋沖地震・三春「諸行無常」
本日午後、三春町では先の大震災を受けた福島原子力発電所被災による放射能の大気放出での被曝の可能性の万一の備えとして40歳未満の住民への安定ヨウ素剤配布がはじまりました。
 三春は、福島原発から約45キロ離れていますので、現状での避難及び屋内退避地域には入っていませんが、文字通り「万が一の備え」という解釈です。
 また、不要の外出を控えるなどの告知もあわせて出ています。
 
してしばらくテレビを見ていましたが、繰り返し流れる映像に心が痛み、どんどん不安になっていくのを感じました。
災害は、起こってしまったことありのままを受け入れるしかありません。
不安を煽るだけのマスコミからの過剰・虚偽的な情報や、悪意のあるチェーン・メール等に踊らされること無く、正確な情報からの冷静な行動をとるようにしたいものです。

「諸行無常」
すべてのものは変化してやまないという意味。
平家物語の「祇園精舎の鐘の声、諸行無常のひびきあり」の一節に使われているのが有名で、滅びゆく姿のはかなさの代名詞のように使われています。
往々にして私たちは一面だけでとらえがちなのです。
雪が溶けたり、紅葉や桜が散ったりといった、滅びの場面でだけ、無常観をいだきやすいということです。
 しかし、これだけではないのです。もっと咲いていてほしいのに、いずれ散ってしまうのはもちろん無常です。
ところが、寒々とした木々の早春の枝先が、小さな蕾を結ぶのも無常。蕾が少しずつふくらんでいくのも無常。
そして誇らしげに花開くのも無常。
 人間で言えば年老いるだけが無常ではなく、このまま、かわいいままでいてほしいと願うようなあどけない幼子が、成長して少年になり、やがて青年になっていく。
これも無常。
 楽しいこと、いいことはいつまでも続かないけれど、逆に、どんなにつらく苦しいことも、ずっとそのままではいない、やがて必ず苦しみ悲しみから立ち直っていく。
これも無常。
すべてのものは変化してやまないという真実が、「無常の理」とされています。被害にあわれている方の心労は大変なものだと思います。

今回の大震災で被災された方々、特に生活弱者といわれるの方々は大変だと思います。
そのたびに思うのは人間の無力さです。自然には勝てません。
「諸行無常」ありのままに受け入れるしかありません。
ただ無力な人間ですが、復興する力があるのも人間です。



臨時休業のお知らせ
 明日3月16日(水)は、地震の影響を考慮して事態の推移を見るために臨時に休業いたします。
 

| ryuichi | 14:47 | comments (x) | trackback (x) | さすけねぇ三春! |