2024-07-18 Thu
令和6年 三春城下藩主祈願所眞照寺山内のヤマユリが見頃です。
この時期の三春城下は、暑さのあまり人影もまばらでひっそりとしています。
旧三春藩主秋田家祈願所日乗山東門院真照寺山内の山百合が咲き始めています。
気高く咲き誇るその姿は凛と咲く姿がとても美しく、妖艶で高貴な山百合の華香りが境内にただよいます。
ひるの暑さが幾分和らいだ蜩の蝉しぐれの中、ヒグラシの声に誘われて、夕暮れの真照寺の山内を歩いていますと、この山百合の妖艶な香りが境内に立ち込めて幻想的な雰囲気が楽しめます。
これからの時期、山内は、素晴らしいヤマユリの花の饗宴です。
この山百合の華香りの云うのは、言葉通り甘く危険な大人の香りと感じるのは私だけでしょうか?
可愛い小娘と思えば、艶っぽい大人の色気もあり、あの何とも言えない香りにはオトコ心にグッとくる来ます。
つかみどころのなさそうな雰囲気、しっかりつかまえておかないと、ふわ~っとどこかに行ってしまいそうな感じ。
そして、ちょっぴり儚げななところも・・・ん?話が違うか
自分の意思をはっきり表現するような気概を感じます。
避暑という言葉がぴったりな真照寺山内です。
ひと時の涼を求めて花々たちとアバンチュール的感覚?を求めて真照寺参拝は如何でしょうか?
本堂裏の墓地にも一面山百合が咲き始めています。
そして、ヤゴの抜け殻も・・・・
蜩などのセミの声、そして早朝にはカッコーや夏鶯、山鳩など野鳥もお出迎えいたします。
合掌
春陽郷三春城下御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍
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2024-06-30 Sun
なんとなく梅雨らしい三春城下
この雨、どうやら本降りの様相・・・
少し憂鬱な時季でもありすが、雨が多いからこそ美しい梅雨だけの情景に出会いることもあります。
その一つ、雨空に映えるように三春藩秋田家祈願所「東門院日乗山真照寺」の紫陽花が見ごろを迎えています。
真照寺は、その季節によって様々な花が顔を覗かせ、参詣者する者の心を和ませてくれています。
「梅雨」(つゆ、ばいう)とは、6月半ばから7月にかけて、北海道を除く日本全域に見られる雨期のことで、「五月雨(さみだれ)」とも呼ばれます。
そしてお寺は、何故か雨や雪と云った世間一般で云う「あいにくの空模様」が似合うと思いませんか?
以前、ブータン国からの御一行様が来山され磐梯造園の親方の説明で方丈庭園を見学していた折に、小雨が降りだしました。
「お寺で雨に会うと仏縁が深まり、縁起がいい」という趣旨のことが言っていたのを思い出します。
春にはあれだけ賑わいを見せた境内も、今がひっそりとして参詣に訪れる方々の癒しを演出してくれています。
人間にとって梅雨はうっとうしいと感じますが、木々や野草にとては水分をたっぷり吸いとても元気そうです
山内ではいたるところで山野草花が楽しめます。
梅雨明けと共に山百合の花が咲き始めます。
店舗メンテナンスに伴う3連休の知らせ
7月1日(月)
7月2日(火)
7月3日(水)
上記の3日間は連休いたします。
お客様にはご迷惑をおかけいたしますがどうぞよろしくお願いいたします。
春陽郷三春城下御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍
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2024-06-24 Mon
真照寺山内 「宝筐印塔」
宝筐印塔とは、三蔵法師が印度から持ち帰って訳した「一切如来心全身舎利宝筐印陀羅尼経」・「宝篋印陀羅尼」を写経したものを納めるための塔が原型とされています。
「宝篋印陀羅尼経」に説くもので、安置すれば、塔はすなわち七宝所成となり、その功徳は、極楽往生、百病萬悩が一時に消滅するといわれています。
この宝篋印塔を礼拝すれば重罪が消え現世に災いが無くなり、来世は仏のみもとに生まれる。
或いは、塔の姿を見る、その鐸の音を聞き、その影にあたることがあれば罪障消滅する。
或いは、悪人がいて、死後地獄に落ちて絶え間なく苦しみをうけても、子孫が亡者の名前を唱えてこの陀羅尼を7遍唱えれば極楽に生まれることができる。
經不云乎若有善
男善女爲夭上道
造搭安置神呪所
得功徳説不可盡
若人暫見是搭能
江戸時代の宝篋印塔で、基礎正面に胎蔵界大日如来の梵字を刻み、他の3面にも銘文があります。
寛文五年 真照寺 法印朝雄の奉納
「罪障消滅・寿命長養」「現世安穏、後生菩提」
ご先祖様の供養に加えて、子孫繁栄を祈って建立したものです。
宝篋印塔銘文
「経云 況有衆人 或見塔形 或聞鐸声
或聞其名 或当其影 罪障悉滅 所求如意 現世安穏 後生極楽」
「経にいわく いわんや衆人ありて あるいは塔形を見、あるいは鐸声を聞き、あるいはその名をして後に極楽に生ずと」
宝篋印陀羅尼(呪)の功徳
浄土への往生(極楽往生
仏家への生まれ変り(成仏)
死後の苦しみの救済
この世での現世利益やあらゆる願いをかなえる
経には「この陀羅尼を書写し読誦するか、この陀羅尼を納めた宝篋印塔を礼拝すれば、罪障を滅して三途の苦を免れ、寿命長延なるを得る」と説かれています。
經不云乎若有善
男善女爲夭上道
造搭安置神呪所
得功徳説不可盡
若人暫見是搭能
除一切災難當知
以此寶篋印陀羅
三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂菓匠蒼龍
| ryuichi | 03:28 | comments (x) | trackback (x) | 🌸三春藩主秋田家祈願所 真照寺 |
2024-06-17 Mon
いつものように、早朝に滝桜まで散歩をしながらゴミ拾いをしてkました。
そして、毎朝の日課である真照寺へ参詣・・・・
方丈庭園の池に鴨が二匹小島の上にいました。
般若心経を唱えていますが、気にも留めていない様子です。
さらに紅枝垂れ桜の蒼龍もご覧のように力みなぎる真夏の装いです。
パワーを貰っています。
さあ、今日も一日お頑張りましょう!
三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂菓匠蒼龍
| ryuichi | 08:04 | comments (x) | trackback (x) | 🌸三春藩主秋田家祈願所 真照寺::祈願所の四季 |
2024-05-25 Sat
初夏、新緑の滝桜よりおはようございます。
三春城下は気持ちの良い初夏を迎えています。
田植えも一段落して、ウォーキングには最適な季節です。
三春藩主祈願寺「真照寺」も山内が鮮やかな新緑に包まれています。
老紅枝垂れ桜「蒼龍」も怪獣のように元気もりもりです。
菖蒲の花も刹那の美しさを謳歌してみるものを楽しませてくれています。
山内の静寂の中に小鳥の声や鯉の飛び跳ねる音・・・暫し幽玄の世界へ誘い浮世の喧騒を忘れさせてくれます。
縁側を拝借して、しばしの休息を楽しんでいます。
三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂菓匠蒼龍
| ryuichi | 03:08 | comments (x) | trackback (x) | 🌸三春藩主秋田家祈願所 真照寺::祈願所の四季 |
2024-05-05 Sun
真照寺山内 宝篋印塔(ほうきょういんとう)
宝篋印塔は「一切如来心秘密全身舎利宝篋印陀羅尼経(いっさいにょらいしんひみつぜんしんしゃりほうきょういんだらにきょう)」という長い名前のお経ですが、略して「宝篋印陀羅尼経(ほうきょういんだらにきょう)」といい、このお経を根拠とした塔で、内部にこのお経を納めることを目的としています。
宝篋印陀羅尼は罪障消滅・寿命長養の功徳がある、とされる陀羅尼です。
このお経を、仏像内や卒塔婆に納めれば、天災を免れたり、あの世で苦しんでいる先祖を極楽に導く事ができたり、この世で苦しんでいる人々、貧しい人々を救う事ができるなど、八つの功徳があるといわれていました。
三春藩主祈願所真照寺本堂の前庭に立つ宝篋印塔は、総高2メートル50位。
典型的な関東様式で、隅飾突起がほぼ垂直に立っています。
梵字の周りには円を刻みますが、これは月輪(がちりん)と言い、仏の知徳が欠けることなく円満であるということを示しています。
経曰若有末世四輩。
弟子善男善女為無。
上道盡力造塔。
安置神咒所得。
功徳説不可盡乃。
至或見塔形或聞鐸聲或。
聞其名或富或。
其影罪障悉滅所。
来如意現世。
安穏後生極楽
「この陀羅尼を書写し読誦するか、この陀羅尼を納めた宝篋印塔を礼拝すれば、罪障を滅し、三途の苦を免れ、寿命長遠なることを得る。」
廻施法界為
廻向大菩提
享保壬寅仲冬日
願主日乗山現住
権僧都法印宥誉
江戸後期の享保の年号と、願主である真照寺を示す日乗山住職の権僧都法印宥誉大和尚の法名が刻まれています。
享保7年に権僧都法印の僧位、眞照寺住職宥誉大和尚の建立と考えられています。
春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍
| ryuichi | 03:35 | comments (x) | trackback (x) | 🌸三春藩主秋田家祈願所 真照寺 |
2024-04-27 Sat
2024 ”三春城下 春の終焉”
真照寺参道階段の桜花の洛花掃除~
桜の花吹雪、そして、花びらの絨毯をを十分に堪能させていただきましたので、「日常山、桜の花も散れば見苦し・・・」の前に掃き掃除。
雑草を摘みながら、アミガサダケを愛でながら・・・・
楽しいひとときです。
これから三春城下は、初夏を迎えます!
三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂菓匠蒼龍
| ryuichi | 03:07 | comments (x) | trackback (x) | 🌸三春藩主秋田家祈願所 真照寺::祈願所の四季 |
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