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石見浜田 夏安居 紅連山観音寺参禅 2024.5




所用があり3日間の連休で、車で片道約1100キロ、約11時間の島根県石見の浜田城下にある妻の実家へ帰省です。


朝は3時起床で、夏安居の紅蓮山観音寺方丈さまの下へ参禅。

この時節は、雨安居と呼ばれる「夏安居入制」です。







座禅後、夏安居の朝課には楞厳会があり「楞厳呪」を読経です。



「大仏頂万行首楞厳陀羅尼(だいぶっちょうまんぎょうしゅりょうごんだらに)」楞厳呪(りょうごんしゅ)と云う難しい陀羅尼を読誦し、寺院の繁栄、修行僧の弁道増進、檀信徒の安穏を祈る「衆寮諷経」が修行されました。

楞厳呪は呪文のようなお経で呼ぶだけでも難しい上に、歩きながら読経する歩行禅です。

途中から読経速度が早くなり、とても難しいお経です。






夏安吾接心では、全てが仏道ということを教示されました。


〝凡事徹底〟の大切さ、即ち、挨拶をする、身の回りを整理する、掃除する、時間を守る、服装を正す等、感謝と御礼。


コレが人として生きる上で大事であるとご教示いただきました。






また一つ、心が洗われました。








NHK BS[こころ旅」でも火野さんが立ち寄った浜田の和洋菓子屋「錦栄堂 」さんです。



6月6日(木) 島根浜田市編が本日再々再・・の放送です~







浜田の川上の家には中庭があり池を前にして「さざれ石」が立座に鎮座しています。
 
入手経路は不明ですが、義祖父の名前が「巌」ですのでそれに因んだものなのかとも思います。

何とも洒落の利いたハイカラな祖父です。

「我が君は 千代に八千代に さざれ石の 巌(いわお)となりて苔(こけ)のむすまで」 題しらず、詠み人しらず

日本国国歌「君が代」この歌詞のもとになったのは、800年以上前の鎌倉時代です。

1228 年、醍醐天皇の勅命により905年に奏上された「古今和歌集」の中の祝賀歌となっています。

 歌詞の意味は、日本国が、長い年月をかけて細かく小さな小石が「さざれ石」のように大きな一枚の岩のようになり、苔が付くまで幾久しく平和で繁栄しますように・・・と解しています。






こうして石を見ていますと、気の遠くなる時間をかけて今の姿になったと感心するばかりです。

何事も、何かを成すためには、気の遠くなる時間と努力が必要だということを、この石を見るたびに語り掛けてくれていました。













三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂菓匠蒼龍



| ryuichi | 05:49 | comments (x) | trackback (x) | 🌸島根石見國浜田 曹洞宗紅蓮山観音寺記::紅蓮山観音寺だより |
「紅蓮山観音寺だより」 第81号(令和6年2月吉日) 「おたり饅頭讃歌」






島根県浜田市の紅蓮山観音寺さま発行の檀家季刊誌「紅蓮山観音寺だより」第81号(令和6年2月吉日)を拝受いたしました。



「立春大吉」の御札と暦、そして、「お坊さんがつくた終活ノート」が同封されていました。






そして、「おたり饅頭讃歌」と題された佛詩の記載がありました。



饅頭餡練不知人

造作無心徹底親

佛祖御供初物献

萬民歓喜在三春





おたり饅頭

お饅頭の餡こは生命、練って練って

人知れざる工夫ありし

手作り造作 徹底無心で親しき

滋心あふれて一杯

お佛さま ご先祖さま お初の御供

喜びで献上申します

さあ皆さん おひとつ如何が召し上げ

そは三春の町の名物ぞ

観音寺



心のこもった詩、そして、揮毫です。







ありがとうございます。







早速店内に配させていただきました。










三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂菓匠蒼龍


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「紅蓮山観音寺だより」第80号(令和5年9月吉日)を拝受いたしました。




島根県浜田市の紅蓮山観音寺さま発行の檀家季刊誌「紅蓮山観音寺だより」第80号(令和5年9月吉日)を拝受いたしました。



観音寺方丈尊薫穆清老師様の住職50年を迎えられたことへのお慶びの言葉が、山梨韮崎の山本正乗和尚はじめ観音寺縁の御和尚様方の寄稿があり、共にお祝いを申し上げたいと思います。






また、龍雲寺方丈の野原眞承和尚はじめ多数の方々による現在宮津ぼの智源寺にて修行をなされております、道隆首座和尚の発戦式の様子も寄稿されておりました。


そして、北堂様の「百寿」の内閣総理大臣の長寿表彰の様子も拝見できます。


おめでとうございます。






また、一昨年まで観音寺にいた雲水定岡蔵心和尚が東京は巣鴨”とげぬき地蔵”でゆうめいな曹洞宗高岩寺様におられるとの事。

今度時間をつくって御機嫌に参上することを目論んでいます。




三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂菓匠蒼龍


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紅蓮山観音寺だより 第79号 令和5年 1月吉日




紅蓮山観音寺だより 第79号 令和5年 1月吉日


島根県浜田市にある曹洞宗観音禅寺様より、「紅蓮山観音寺だより 第79号 令和5年1月吉日」と、「立春大吉」のお札が届きました。


方丈さまの「年頭のあいさつ」をはじめ、お寺総代長、心華会会長のご挨拶から、お寺の行事報告等々そして檀家の皆様方からのの寄稿なども沢山あり楽しく拝読させていただきました。







吉澤道隆和尚さまが、後継ぎ住職となられたとの報告があり、まことにおめでとうございます。


来秋以降に観音寺様に常在安吾との事。

また、先に帰省の折お世話になりました竹原祖燈和尚も、観音寺様に再安吾との事。







参禅の折には、よろしくお願いいたします。








三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂菓匠蒼龍






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紅蓮山観音寺だより 第七十八号  令和四年 九月吉日




紅蓮山観音寺だより 第七十八号  令和四年 九月吉日


島根県浜田市にある曹洞宗観音禅寺様より、「紅蓮山観音寺だより 第七十八号  令和四年 九月吉日」が届きました。

花吉方丈さまの仏詩他、お寺の行事報告等々そして檀家の皆様方からの寄稿があり沢山あり楽しく拝読させていただきました。





コロナ禍の中で、もう三年も石見国島根浜田に帰省墓参と観音寺様方丈様への会下・参禅が出来ていません。






【三帰礼文(さんきらいもん】

自帰依仏 当願衆生 体解大道 発無上位
自帰依法 当願衆生 深入経蔵 智慧如海
自帰依僧 当願衆生 統理大衆 一切無碍










三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂菓匠蒼龍

| ryuichi | 03:56 | comments (x) | trackback (x) | 🌸島根石見國浜田 曹洞宗紅蓮山観音寺記::紅蓮山観音寺だより |
紅蓮山観音寺だより 第77号 令和4年 1月吉日





紅蓮山観音寺だより 第77号 令和4年 1月吉日


島根県浜田市にある曹洞宗観音禅寺様より、「紅蓮山観音寺だより 第77号 令和4年1月吉日」と、「立春大吉」のお札が届きました。


方丈さまの「年頭のあいさつ」をはじめ、お寺総代長、心華会会長のご挨拶から、お寺の行事報告等々そして檀家の皆様方からのの寄稿なども沢山あり楽しく拝読させていただきました。






穆清道久自賛偈 頂相

参玄室内侍随身 富嶽梅開奉観親 不会行持遅鈍漢 華蔵世界薦何人

白山古佛 駿州官養庵参玄室に坐す 
一大事因縁契い相見し、室内に随侍すること幾年ぞ
正法正伝 富嶽は白く高く 梅花開き香しし
面授奉観承事し、嫡々相承有難く親伝なりき
学佛法も不会なり、修佛道も亦不識なり
佛祖行持に因縁会遭なれど、蒙昧遅鈍の漢なるぞ恥ずかしし
卍字紅心字の誓願 自ら発露忙しし
一切衆生何人たりとも、どうぞ華蔵世界にお薦め申さん

観音寺の雲水 定岡蔵心和尚の揮毫です。




檀家の皆様寄稿、そして

蔵心和尚の本師肖像画揮毫についてや、アメリカの坂本穆州和尚の早くも二十年と題された寄稿など、ありがたく読ませていただきました。




昨今のコロナ禍の影響も考慮して、浜田への帰省を自粛しており、もう2年も帰っておりません。

今年こそは、夏に帰省が叶いますように祈念したいと思います。






立春の日の早朝、禅宗の一派曹洞宗のお寺では、門に「立春大吉」と書かれたお札を貼ります。

檀家にも配り、同様に玄関に貼ります。

「立春大吉」の文字を、縦書きにしてよく見てみてください。

左右対称になっていますね。

表から見ても裏から見ても、同じように読めます。

昔、鬼が玄関から入ろうとした時、立春大吉の御札を見かけました。

門をくぐって振り返ると、同様に立春大吉の文字。

鬼は「まだ門をくぐっていなかったのか」と勘違いして、外へ出てしまいました。

この言い伝えから、立春大吉の御札を貼っていると、一年を無事に過ごすことができるという意味を持つようになったと言われています。



三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂菓匠蒼龍


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紅蓮山観音寺だより 第七十六号  令和三年 九月吉日




紅蓮山観音寺だより 第七十六号  令和三年 九月吉日


島根県浜田市にある曹洞宗観音禅寺様より、「紅蓮山観音寺だより第七十六号令和三年 九月吉日」が届きました。

花吉方丈さまの「喜寿、偶作、他五偈」他、お寺の行事報告等々そして檀家の皆様方からの寄稿があり沢山あり楽しく拝読させていただきました。





諸行無常不待人  諸行は無常、人を待たず
光陰虚度恥六塵  光陰虚しく度り 六塵を恥づ
正師相見参禅決  正師と相見 参禅は決す
継続大難案鈍身 継続や大難なり 擁鈍の身

いたづらに過す月日のおおかりき
相逢究尽(そうほうぐうじん)せじ 悲しみぞ



諸行は無常にして、時 人を待たず
佛道参学に立志すれども、徒 らに光陰虚しく度りて、六塵挨の身心ぞ恥づかしき。
希有難思議かな。勿体なくも、俳法の正師に難値難遇の一大事因縁に遇う、相見相逢 を頂き、参禅の大事当処に決定なれども、継続の事これ又相続也大難なり。
果報少なき我が身の悲しみのみぞ多かりき。
癖鈍の現身なればなり。







冒頭の方丈様の仏詩「喜寿、偶作、他五偈」にはご自身の喜寿に際しての御心記された詩他、善福寺の住職となられた「与敬善福信和尚」と題された中村敬信和尚へ授ける仏詩、観音寺での修行を終えられる定岡蔵心和尚に送られた仏詩「餞蔵心和尚帰去来」などがあ、その中に懐かしいお名前を拝見しました。
もう20年前になりますが朝の坐禅をご一緒させていただいた平光疑堂和尚のお名前です 「平光孝行疑堂和尚 追懐」と題された仏詩がありました。






また、「戒名は必要なのか?」と題して方丈様による戒名の考えた方が示されていました。

戒法はお釈迦さまが、流転生死し、悩み苦しむ一切衆生を何とかせんと、救度の誓願が慈悲の紅心となりてあふれ出て、戒しめの法となりて説き示されたものであります。

我ら一切衆生は、本来悉有俳性の尊き生命をもって此の世に生れ来たにも拘らず、それとも気が付かず、凡夫身に身を持ち崩して輪廻生死しているのを憐感なされて、早く覚めなされよと、ご信心をお推めなさるのが戒法であります。

今日現在のお葬式にては、前半に戒法を授受する授戒会と、後半に告別式の故人とのお別れの式と、合せて行っております。

希しきご因縁が契うて佛教徒となったならば、例えば大地の砂の量と、抵み上げた爪の上の砂の量の多少は比較にならぬが如き、難値難遇の有難きご縁に感謝礼拝して、ご戒法を頂戴し、
戒名の俳名を拝受して下さい。

凡夫身の流転輪廻を脱落し、尊き佛身に気付き、安楽世界浄土に安心できる唯一の道であります。

詳細のお問い合せは、お寺に連絡ください。

と・・・







昨年はコロナ禍の影響があり帰省できませんが、観音寺にて直庭させていただいたことを肝に銘じ、日々精進に励みたいと存じます。

心より御礼申し上げます。

今年も行けるかどうか思案のし所です。







仏道をならふといふは、
自己をならふなり。
自己をならふといふは、
自己をわするるなり。
自己をわするるといふは、
万法に証せられるなり。
万法に証せられるといふは、
自己の身心および他己の身心をして
脱落(とうらく)せしむるなり。
道元「正法眼蔵」「現成公案」


三春城下真照寺参道 おたりまんじゅう 三春昭進堂 菓匠蒼龍


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