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塵壺357号 「地酒三春駒どら焼き」“酣たけなわ”プロジェクト 令和3年4月




塵壺357号 「地酒三春駒どら焼き」“酣たけなわ”プロジェクト 令和3年4月

“酣たけなわ”プロジェクト“とは、福島県のブランド品化をめざした県菓子工業組合と県酒造組合の共同企画で、県内の酒蔵と菓子屋がペアを組み新しいスイーツを誕生させるというものです。

当三春昭進堂もその立ち上げに加わり、地元三春城下中町の佐藤酒造様の「三春駒黒ラベル」を使った「地酒三春駒どら焼き」を製造・販売することになりました。





三春駒を、一度沸騰させて日本酒の香りや、アルコール成分を飛ばして旨味を凝縮してから調味料として少量添加することにより、味が日本酒の成分でまろやかになり、しっとりふっくらしているように感じます。お酒の苦手な方や、子供さんまで楽しめる美味しいスイーツとなっています。

江戸後期より昭和の終わりころまで旧三春藩領の馬・牛の競り市は、現在の新町真照寺下の広場でおこなわれてきました。
当三春昭進堂は、その旧三春家畜市場の門前に店を構えており、競り市があった当時は市に来る畜産農家の方々に向けたお土産として“おたりまんじゅう”や“大福”等々が喜ばれ、古い帳簿を見ると文字通り飛ぶように売れていたようです。





ここは通称「せり場」と呼ばれ、馬市が隆盛だった頃は、雌馬の市が5月、雄馬の市が11月に大々的に開かれていて全国の馬喰(ばくろう)たちが三春を訪れ、城下は馬市一色の賑わいを見せ、競り市開催時の新町筋には茶屋や露天屋台が大元帥明王下の山中まで建ち並び、夜ともなれば遠来の馬喰や馬を売りに来た百姓たちが繰り出す「遊郭新地庚申坂」からは、お囃子の太鼓が鳴り響き、この界隈は祭礼のごとき賑わいでごった返す程の人出があったと伝わっています。







三春駒(三春産馬)は、後冷泉天皇の天喜年間、 江戸期の三春藩主秋田公の祖とされる安倍貞任を八幡太郎義家が攻めた「前九年ノ役」に、八幡太郎の軍馬として従軍したと伝わっています。





更に、三春田村氏三代の祖田村義顕公の頃、三春城下荒町と、堂坂(現郡山市西田町堂坂)に「馬頭觀世音」を建立して信仰したといわれ、三春地方の馬は古い歴史を有していると思われます。

また、慶長年間の豊臣末期、三春の人渡辺助左エ門が、上杉攻めへ向かう徳川家康公「小田原評定」の小山本陣に、乗馬14匹を奉献したと伝えられています。

正保2年の秋田河内守俊季公三春入府後には、ますます増殖がはかられ、延宝7年(1679)、黒鹿毛刀駿馬を幕府に献じて、大いに名声を博し、以後、藩主参勤の際には、駿
馬の献馬が恒例となっていたと記録されています。





貞享2年(1685)頃からは、藩主が率先して馬匹の改良特励に意をもちい、三春二代藩主信濃守輝季公は、馬奉行、駒付役の制度を設けて産馬改良につとめ、元禄12年には、駒付役藩士を仙台、南部に派遣して五百金を下付して良馬を購入させ領内の古道、岩井沢、葛尾などの放牧適地に貸し与えて増殖を奨励します。同時に競り市法を改め、これにより三春産馬の各声高く、馬の産地として全国に知れわたるようになり、明治14年の国内勧業博覧会に三昏産馬会社から出陳した3才青毛馬が天覧に供されこの外9頭も有功賞を得て、大いに面目をほどこしたと記録されています。





「三春駒どら焼き」の発売と同時に、今年は「丑年」、そして新型コロナ撃退祈願の意味を込めて疫病から人々を守る神様「牛頭天王(ごずてんのう)」の名をいただいた「三春牛頭
天王バターどら焼き」の製造販売を開始しました。




牛だけに、中には粒あんと塩味の利いた有塩バターをトッピングしました。

この三春牛頭天王とは、旧三春畜産協同組合が昭和26年に、三春方部家畜飼養農家一同の畜産振興と牛体守護・家内繁盛、並びに五穀豊穣等を祈願して、家畜に対する報恩感謝の拠り所として“竹寺”の愛称で親しまれている埼玉県飯能市旧吾野村にある医王山薬寿院八王寺の御本尊「牛頭天王」の御分霊を、三春城下新町にある旧三春藩主祈願所である真照寺山内の一角に勧請した御霊ですが、畜産組合解散に際して返納して現在は石碑だけが残っています。





with 三春城下

蒼龍謹白 さすけねえぇぞい三春 拝


| ryuichi | 04:50 | comments (x) | trackback (x) | 「塵壺」 三春昭進堂 |