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「赤子養育制度」 江戸期の秋田藩政




江戸期の三春藩主秋田氏は、三春入封以来、いろいろな改革や改正を実施してきましたが、窮乏を根本的に克服するには至りませんでした。

その政策の一つに「赤子養育制度」があります。



元禄以後の年貢の収奪は、農民の家族維持すら容易でなくなり、人口減少が目だってきてか人口増を計るためにこの制度は設けられました。

現在の児童手当とも考えられる政策ですが、子どもが生まれると二歳になるまで、米·麦,種を一俵ずつ養育手当として支給しました。

ただし生活困窮者に限るものであり、効果はあまりみられなかったと記されています。

さらに、天明八年には、妊娠·出生の係を村ごとに設け、月々巡回し確認報告することを義務づけ、手当は農家を五段階に分けて支給するよう改めたています。

安永七(1778)年より寛政四(1792)年の間に小児数が千人以上も増え効を奏したかにみえましたが、後の文化·文政期にはふたたび人口は減少しています。




三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍

| ryuichi | 04:24 | comments (x) | trackback (x) | 春陽郷三春藩始末記 |