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安東・秋田氏の三春入府
  安東・秋田氏の三春入府

御三家の一つ水戸藩徳川家の支藩宍戸藩創設の幕府の構想を察知した秋田氏は、転封を必至と見て可能性のある移封先の検討を始めていました。

そのなかの一つ三春は、正保元(1644)年に松下氏が改易となり三春城は相馬義胤の預りとなっていました。



秋田氏は、先に三春から二本松移封後改易となった加藤氏の旧臣小野寺氏を召し抱えて三春領の研究に当たらせています。


そして、数ある候補地のなかから比較的米価の安かった三春を選び出し、三春への国替えを幕府に働きかけたことになる。



水戸徳川家との間に入った幕府は、正保2年7月10日、秋田俊季公には五千石加増の五万五千石をもって三春転封を申し渡します。


秋田氏では、早馬が宍戸へ立ち国許では、田村ノ庄三春領の庄屋2名を招いて領内の様子を聞き取りを開始しています。


二十三日から家中引き放しが始められ、二十八日には俊季帰国。


翌八月五日宍戸を出立した。


国替え行列は、旗一七本、槍一二〇本を立て、鉄砲一八〇挺、弓四五張、騎馬供七六騎であった。


八日、須賀川宿早立ち、三春領に入って赤沼村庄屋宅で行装を整え、朝五ツ時三春到着、三春城を請け取って入城します。



三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂菓匠蒼龍



| ryuichi | 03:20 | comments (x) | trackback (x) | 🌸三春藩主 安東秋田氏 |