2024-02-21 Wed
三春藩主秋田氏の祈願所 真照寺 別当古四王堂毘沙門天「初寅会」令和6年
令和6年の初寅(旧暦の日程)は、2月21日でした。
この日は真照寺古四王堂の毘沙門様で初寅会。
古四王堂のご本尊の一つである毘沙門天は、招福と勝負、鬼門を守護する神様です。
毘沙門天は、四天王の一柱、多聞天の別名です。
日本では財宝や福徳を与える神様としてお奉りされ七福神の一神としてお奉りされているのは皆さんもご存知でしょう。
また、吉祥天の夫ともされ信仰を集めました。
特に、戦勝を祈願する神として武士階級の人々の信仰を集めたようです。
寅の日を縁日とし、一年で最初の寅の日である初寅には、毘沙門天より大福を授かろうと多くの参詣者らが訪れます。
上杉謙信の旗印「毘」の旗は、文字通り謙信が信仰していた毘沙門天の一文字をとったものです。
謙信は、自らを毘沙門天の生まれ変わりだと信じていました。
戦の神である毘沙門天を自分の前世だとするも、戦国時代の最強の武将と言われていましたので、毘沙門天と自分自身を重ね合わせて見ていたのかもしれません。
古四王堂
古四王堂は、鎌倉期から戦国末期にかけて「日ノ本将軍」「蝦夷探題」として青森から蝦夷にかけて覇を唱えた海将阿倍安東氏の直系三春藩主秋田氏が、三春国替えの際に祈願寺真照寺とともに建立したものです。
本拠地である青森十三湊時代は、出羽柵(後に秋田城)に近く、城の守りとして創建されたと見られる四天王寺と習合し、中世を通じて古四王大権現として崇敬されていました。
三春藩主秋田家の祖安東氏の寄進も受けている。
真照寺は、古四王別当(管理長官)です。
護摩焚き祈祷に続いて、梵天のお祓いです。
この梵天は参拝者や役員の方が持ち帰り、福徳のお下がりとして檀信徒祈願者の配布します。
直会は真照寺名物の初寅うどんのふるまいです。
三春町仏教和合会 精舎の会さんが設置した能登地震見舞い募金箱
当店も商売繁盛祈願です。
三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂菓匠蒼龍
| ryuichi | 04:17 | comments (x) | trackback (x) | 🌸三春藩主秋田家祈願所 真照寺::節分会・初寅会 |
TOP PAGE △