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三春物語326番「天澤寺宇内西国33番観音」


清水にある禅寺天澤寺の宇内に、西国33番観音石仏が安置されています。
江戸期までは、新町の修験「常楽院」にありましたが、明治の神仏離反・廃仏毀釈の煽りを受けて、現地へ移管されたものです。
聖観音・十一面観音・不空羂索観音・千手観音・馬頭観音・如意輪観音・准胝観音など、観音信仰が盛んになり、観音霊場めぐりが普及してくるにしたがって、各地に、三十三観音または百体観音像を石に刻んで建立することが盛んになりました。
三春の庶民は、札所めぐりをしなくとも、常楽院で巡拝することができるように建立されていたのでしょう。



観音様がさまざまな形に彫られてきたのには訳があります。
古来、観音様は、あらゆる姿に変化(へんげ)すると考えられたからです。
生きとし生けるものすべてを救うため、相手に応じて姿を変える。
それが観音様なのです。



こうした観音様への信仰は、江戸時代に大きな広がりを見せます。
そして、どんな時も全てを受け入れてくれる観音様に、母親の姿を重ねるようになったのです。



| ryuichi | 07:26 | comments (0) | trackback (x) | 🌸旧御木澤村::平沢 |
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