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2023-03-30 Thu
先の店休日、おたりばあさんの出身地根本にある笠石八幡宮様に「日頃の感謝と春商戦の無事」そして「商売繁盛」祈願として恒例の境内掃除に行ってきました。
この日は、ちょうど三春滝桜の開花宣言が出された日です。
ポカポカ陽気の良き日。
髙橋タリの名前も見えます。
その間、おたりばあさんはせっせと饅頭や豆腐等で商いをして、10人の子供を育て上げました。
お世辞にも可愛いとか綺麗という賛辞の語は見当たりませんが、苦労が顔に滲みこの人に人生ありの素敵な尊顔です。
皇紀二千六百年記念石板には息子の髙橋伝蔵の名前も刻まれています。
笠石八幡宮
柳橋海道から駒枝に抜ける途中の集落沿いにあります。
道路沿いに、木の鳥居があり、うっそうとした杉木立に覆われた境内には、本殿を取り囲むように巨岩が累々と積み重なっています。
小さな社殿の横から上方に掛けて、数体の岩が顔を出し、最上部に巨石が鎮座しています。
昔、八幡太郎源義家が安倍一族討伐の時、根本村に立ち寄ったところちょうど村では麻疹が大流行で村人たちは大変困っていた。
これを聞いた義家は、「それは大変だ。その悪魔を征伐してやる」と、笠石八幡の場所より南西の天目がけ、馬上より鋼弓に一矢をつがえて射放した。
麻疹の悪魔もその威勢に恐れて退散したのか、重い麻疹も急に快復した。
今も射放した場所には、馬蹄の跡が石についており、放たれた矢は、遠く堀越村の井堀に落下して井戸となったという。
この間を「一矢間(ひとやま)」と伝えられている。
笠石八幡の祠に至る前に、二つに割れた石の胎内くぐりがあって、笠石と呼ばれる巨大な石が載っているところから、笠石八幡と呼んでいたという。
その巨石には
「はしかとて 折ればかろし 笠石の蹄の址や 八幡の家」と刻まれている。
文久年間に別当東光寺住によって奉納された灯篭
当三春昭進堂は、お客様に新鮮で美味しいものを味わっていただくため、大量生産はせずに、ひとつひとつ心を込めて作っております。
当店の御菓子を召し上がっていただき、ホッと幸せなひとときを感じていただければと思っております。
そして、“御菓子もお店もスタッフも” 全てをお客様に受け入れていただけて、「また来店したい」と思っていただけるよう心掛けております。
湯殿山
三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂菓匠蒼龍
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2023-03-29 Wed
”梅は咲いたか~ 桜はまだかいな~ ♪ ここが思案の水芭蕉!” 2023
史上最速ので開花宣言が出された三春滝桜
滝桜を中心とする春の花見シーズンを控えて全国の三春ファンの方々や、メディアの方々が一斉に当店ホームページを閲覧してくれます。
ワクワクが止まりません〜〜
三春最高の営業マン「滝桜」に感謝ですね!
この時節になりますと”梅は咲いたか~ 桜はまだかいな~ ここが試案の水芭蕉!”ってなもんで、三春城下新町にある真照寺の水芭蕉が気になります。
冬の間、芽が出ては霜でやられ、また芽が出ては霜に・・これらを繰り返して綺麗な花が咲くようです。
水芭蕉も人間も、綺麗さの陰には人に見せない努力があるんですね?
真照寺の水芭蕉も例年通り白い可憐な花を咲かせ始めています!
雪割草💖
三春昭進堂の三春花見団子 2023
春、桜を愛でに三春へ
桜で彩られた小さな城下町三春
滝桜を筆頭に枝垂れ桜が咲き誇り
山桜や染井吉野が彩りを添えます
三春が古より、春陽の郷と呼ばれる由縁です
三春昭進堂の花見だんごで、春爛漫のひとときをお楽しみください
当店の和菓子は、全て手作りのため、曜日・時間帯によってはご用意できない和菓子や売り切れになる和菓子もございます。
なにとぞ、ご容赦くださいますようお願い申し上げます。
燃料及び各種原材料の高騰の為に、内容量とパッケージの変更を取り入れました。
価格は昨年より値下げしていますが、内容量が30%ほど少なくなっています。
コロナ感染症対策のために、大小問わず一人前として小口のパッケージを採用しています。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。
また、小パックには三春花見だんごの懸け紙は付きません。
皆様のご予約をお待ちしています。
尚、最小限のスタッフにて営んでおり関係で、花見だんごから端午の節句までの繁忙期は早朝からの仕込みや製造工程の関係で、営業時間が変更となります。
開店を 午前9時予定 (当日の注文製造工程により変更有)
閉店は 午後6時予定 予約の状況に依ります。
KFB福島放送「シェア」の三春担当の放送日は、4月11日(火曜日) 午後3時45分からとなります。
お楽しみに~
春陽郷三春城下 御菓子司三春昭進堂 菓匠蒼龍
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2023-03-28 Tue
「田村四十八舘 三春郷外郭要害」御春輩(みはるのともがら)田村衆
戦国期、三春田村氏は、同じ仙道地域の豪族である、会津葦名、二本松畠山義継、須賀川二階堂、そして小浜城の大内定綱らも反田村氏となったため、四方を敵に囲まれることとなります。
対する防備は、重要拠点とする田村領内の中でも五十騎以上、足軽百名以上の与力武士衆が常駐した舘が記録されています。
「富沢舘」三春町沢石字富沢
三春領古城絵図には、城主富沢玄蕃の名が見られ、田村清顕死後の田村家中の結束を誓った田母神家に残る血判状にも「富沢居舘富沢伊賀」、さらに伊達家臣片倉家に残された田村家家臣録にも「北方与力五十騎」の大将として富沢伊賀守の名が連ねられています。
天正16年に伊達政宗が三春城・田大元帥明王学頭坊に滞在したときには、富沢氏とともに富沢の在郷衆もあいさつに訪れています。
当時騎馬武者が五十騎以上の与力の駐留した舘は、当時の田村領内全体でも13舘位で、それぞれの舘に駐留する各騎馬武者は、各々が自身の一族郎党を引き連れていましたので、手勢とする動員兵力としては騎馬武者の7倍~15倍の兵力がいたと考えられます。
後の資料には、三春城主田村利顕の二男(?)田村(橋本)刑部少輔徳顕(則顕との記載有)が「富澤橋本舘」に住居す。との記載もあります。
橋本刑部少輔徳顕 (貞綱)は、清顕没後田村家中の相馬派と伊達派が対立した際に、伊達氏へ組した三春田村家重臣の一人です。
「青石舘」旧澤石村青石
舘主 佐久間伊勢より、九代孫左京に至るまで居住
「實澤舘」旧澤石村實沢。
天正年間舘主・實澤山城。永享年間に至り、岩崎山城が居舘
旧澤石村(三春町沢石)五舘跡
「正楽舘」舘主渡邊雲龍斎
「御舘」舘主橋本玄蕃
「臺(むろ)舘」舘主佐久間豊後
「新舘」舘主某氏若狭
「長根舘」舘主 佐久間伊勢守 後、青石舘に居住
「熊耳舘」
三春本城から最も近い総備え外郭の要害舘のひとつで、規模も大きく三春城を防衛する上で重要な支城でした。
江戸時代に舘跡を調査した記録に「熊耳舘」は「舘主熊耳太郎衛門」とあります。
天正16(1588)年に岩代町の宮森城に在陣した伊達政宗のもとへ挨拶にいった田村家臣の中に熊耳氏がいますが、この熊耳氏について江戸時代に書かれた資料には、田村清顕が家督相続する際に、熊耳掃部助らを旗下に属させたと記されています。
また、清顕の死後、連判状と考えられる文書には、御幕下面々のひとりとして「熊耳又十郎」との記載があり、舘の近くには、南北朝時代の年号の記された石製供養塔がふたつ残されており、その頃からこの地域の中心的な場であったと想像されます。
「柴原舘」 三春町大字中郷字柴原
柴原助左衛門 三百五十石 後、橋本和泉助右衛門、禄高450石。
舘(城)は、三春札所から1里、根まわり170間、高さ20間、本丸は南北28間、横18間。
この橋本氏は、先に記載した田村家重臣で下枝城の橋本刑部少輔徳顕の一族と伝えられています。
「蛇澤舘」 新田蔵助
「沼澤舘」 沼澤孫兵衛
「貝山舘」舘主 貝山三郎右衛門、与力5騎、鉄砲5丁 「田村氏宿老外連名」(片倉文書)
天正年中(1573~91年)田村常盤郷貝山城に居住との資料あり(貝山氏文書)
天正17年(1589年)伊達政宗の会津攻めに加勢する軍勢の為に田村家中の主力を出撃させた田村氏のすきを狙って、伊達氏の奥州侵略の南下を阻止しようと相馬氏を旗頭とする岩城氏・佐竹氏の軍勢が同盟を結び、時の三春田村領(城主田村宗顕)を攻めます。
この時の貝山城主であった貝山貞信(藤兵衛や三郎右衛門と同一人物?)は、三春城下の防衛役として、一子盛綱とともに貝山城に残り入り相馬勢から城下を護衛しています。
幸い、会津を制した伊達勢が続々田村領入りするに及んで、相馬勢は各々領国へ引き上げ戦には至りませんでした。
蒼龍謹白 さすけねぇぞい三春! 拝
追記
田村家中重臣橋本刑部少輔顕徳
今回の塵壺にはその名前を「徳顕」、また「則顕」との記載のある資料を元にしたのでそのまま記載してあります。
※訂正です。
塵壺379号にて、江戸期に書かれた「奥陽仙道表鑑(抄)」を参照して岩井澤舘の主、常葉城城代を石澤修理亮と記載しましたが、前後の状況と地元の口伝からして石澤姓が誤記載・誤転載で、赤石澤姓・赤石澤修理亮と考えています。
奥羽永慶軍記(抄)、 政宗記(抄)、 奥陽仙道表鑑(抄)、 奥州仙道一覽記(抄) 参照
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2023-03-27 Mon
令和5年度のいちご大福の販売を例年通り終了といたします。
本年正月の「初売り」より販売を開始しました「三春昭進堂のいちご大福」ですが、春を迎え気温の上昇と共に、大福の中に入れる主原料である「福島県産のいちご」が完熟が進み大福に入れなくても大変美味しくなってきました。
それと同時に大福に入れますと痛みが早くなってきます。
三春花見だんごも始まりましたので、この辺が頃合いかと思います。
また来年の初売りより販売開始いたしますので、それまでしばしのお別れです。
尚、道明寺桜餅「春枕」、そして、うぐいす餅も同じく終了となります。
また、来春にお目にかかりませう!
三春城下真照寺参道 御菓子三春昭進堂菓匠蒼龍
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2023-03-26 Sun
三春城下中町にある丸澤鈴木石材店専務の鈴木様より、毎年この時期に早生桜の枝をいただいています。
馬場の湯上、バイパス沿いの日当たりのよい自宅敷地にある紅桜です。
城下の桜より少し早く咲き始めて店頭を飾ってくれています。
不思議なことにこの桜花は、城下の桜より早く咲き始める割には、城下の桜と共に散りだす長く咲いていてくれています。
鈴木様、いつもありがとうございます。
三春城下の春は桜は♪
三春が一番華やぐ時節の到来です!
花見は日本固有の文化で「四季の変化のある豊かな自然とともに生きる日本の暮らし」である花文化を代表する大切なイベントです。
福島の桜は南下してきます。
福島市の🌸が咲き始めて、一週間で郡山の桜が満開、そこから一週間で三春へ、それから会津若松といった具合なんですが・・・・。
尚、三春昭進堂の定休日は毎週火曜日となっていすが、三春城下桜開花期間は休まず営業いたします。
春陽郷三春城下 御菓子三春昭進堂 菓匠蒼龍
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